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サイバネットシステム---22年12月期減収も、マルチフィジックス解析ツールやエンジニアリングサービスは販売好調


サイバネットシステム<4312>は9日、2022年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比12.2%減の199.36億円、営業利益が同37.9%減の17.57億円、経常利益が同40.0%減の16.93億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同44.0%減の9.99億円となった。

シミュレーションソリューションサービス事業の売上高は前年同期比15.5%減の157.84億円、セグメント利益は同35.6%減の26.28億円となった。国内では、主力製品であるマルチフィジックス解析ツールは、保守契約の更新が堅調に推移した。また、サービスは、設計業務の解析支援に関するエンジニアリングサービスやAIやAR関連のエンジニアリングサービス等が好調に推移した。しかし、Synopsys社との販売代理店契約終了の影響が大きく、減収となった。海外では、販売子会社はSynopsys社との販売代理店契約終了の影響により、減収となった。開発子会社ではSTEMコンピューティング・プラットフォーム、公差解析マネジメントツールの販売と技術サポートサービスが、売上高・セグメント利益に寄与している。

ITソリューションサービス事業の売上高は同3.5%増の41.52億円、セグメント利益は同8.3%減の5.25億円となった。市場における在宅勤務(テレワーク)等の新しい働き方の定着・浸透に伴い、ゼロトラストセキュリティ実現のための基本要素である次世代型エンドポイントセキュリティの販売が好調に推移した。また、クラウド環境向けセキュリティソリューションの販売が好調に推移した。

2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比10.4%増の220.00億円、営業利益は同5.2%増の18.50億円、経常利益は同9.2%増の18.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同5.0%増の10.50億円を見込んでいる。

また、同日、当期の期末配当を直近の1株当たり 14.80 円 から1株当たり14.20 円 とすることを発表した。

《SI》

 提供:フィスコ

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