イハラサイエに大量の買い注文、MBO発表でTOB価格2980円にサヤ寄せする動き
イハラサイエンス<5999>は大量の買い注文が入り商いが成立せず、気配値のまま株価水準を切り上げている。同社は産業用継ぎ手の最大手メーカーで、半導体業界向けクリーンバルブなどで高水準の需要を獲得している。8日取引終了後にMBO(経営陣が参加する買収)による株式の非公開化を目指すことを発表、これを材料視する買いが集中した。中野琢雄会長が代表を務めるエン・アイ・ム(東京都品川区)がTOB(株式公開買い付け)を実施する(買い付け期間は2月9日から3月24日まで)。TOB価格は1株2980円で前日の終値を30%近く上回る水準ということもあって株価を強く刺激している。
出所:MINKABU PRESS
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