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3034 クオールHD

東証P
1,471円
前日比
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時価総額 572億円
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クオールホールディングス---3Q増収増益、抗原検査キットの販売や受付回数が増加


クオールホールディングス<3034>は3日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.2%増の1,261.01億円、営業利益が同1.2%減の68.41億円、経常利益が同0.3%増の70.94億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同0.1%増の41.58億円となった。

保険薬局事業の売上高は前年同期比0.3%増の1,152.86億円、営業利益は同1.6%減の82.75億円となった。出退店状況は、新規出店19店舗、事業譲受2店舗、子会社化による取得8店舗の計29店舗増加した一方、閉店により8店舗減少した結果、当事業全体で店舗数は855店舗となった。薬局運営については、前期より新たな事業の柱としている在宅・施設調剤の積極的な展開や「クオールおくすり便(LINEミニアプリ)」の機能拡充を図る等、社会的ニーズへの対応と利用者の利便性向上に努め、さらに質の高い薬局を目指して運営している。業績については、前期に実施したM&Aや新規出店の寄与と、在宅・施設調剤の推進により受付回数が増加したが、薬価改定及び調剤報酬改定の影響があり、薬剤料単価及び技術料単価が減少した。また、コスト削減及び適正化に取り組んでいるが、物価上昇の影響により費用が増加している。

医療関連事業の売上高は同12.0%増の108.14億円、営業利益は同24.5%増の11.58億円となった。CSO事業においては、増加するMR派遣需要や多様化する医療現場からのニーズに応えられるよう、幅広い経験を持つ人財の採用強化及び質の高い教育等による優秀な人財育成に注力している。紹介派遣事業においては、新型コロナウイルス感染拡大への適応が進み、ウィズコロナの中、新型コロナウイルス感染拡大前の水準まで業績が回復している。また、世の中のニーズに合ったサービスの拡大にも注力している。出版関連事業においては、講演や配信の既存事業に加え新たに立ち上げたコンプライアンス事業の体制が整い、事業拡大に向けて注力している。医薬品製造販売事業においては、毎年の薬価改定や原材料等のコスト増加影響を受けている中、2022年12月に新型コロナウイルス抗原検査キット「テガルナ(R)スティックSARS-CoV-2 Ag」の販売を開始した。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.3%増の1,800.00億円、営業利益が同21.8%増の120.00億円、経常利益が同18.9%増の120.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.4%増の65.00億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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