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株価指数先物【寄り前コメント】 FOMC結果を前に基本こう着も、短期トレードではOP権利行使価格の2万7625円を意識


大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 27490 +190 (+0.69%)
TOPIX先物 1989.0 +13.5 (+0.68)
シカゴ日経平均先物 27490 +190
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 31日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。取引開始前に発表された10-12月の雇用コスト指数は、前期比1.0%上昇と市場予想(1.1%上昇)を下回った。インフレ鈍化の兆候が示されたとして、米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を縮小させるとの見方が広がった。米長期金利が3.50%前後に低下し、テスラ<TSLA>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>など大型テック株のほか、半導体株の一角が買われたことも相場を押し上げた。S&P500業種別指数はすべてのセクターが上昇し、自動車・同部品、運輸、小売、素材、耐久消費財・アパレルの強さが目立った。

 シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比190円高の2万7490円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは、日中大阪比10円高の2万7310円で始まった。利食いや持ち高調整の売りが優勢となるなか、一時2万7190円まで売られたが、米国市場の取引開始後にプラスに転じると、終盤にかけて上げ幅を広げ、2万7490円とナイトセッションの高値で取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の展開が見込まれる。FOMC結果やパウエルFRB議長の発言を控えて、買い一巡後はこう着感が強まってくるだろう。ただし、取引終了後に10-12月期決算を発表したアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>が、予想を上回る内容が材料視され、時間外取引で3%近く上昇していることもあり、ショートカバーを誘い込みそうだ。

 日経225先物はナイトセッションで2万7190円まで売られたものの、ボリンジャーバンドの+1σ水準まで下げたことで過熱感は和らいだ。ボリンジャーバンドの+2σは2万7700円水準まで切り上がってきたこともあり、節目の2万7500円を捉えてくるようだと、ヘッジ対応に伴うロングに向かわせよう。

 基本的には2万7500円辺りでのこう着となり、底堅さが意識されてくる局面では、短期的なトレードではあるものの、オプション権利行使価格の2万7625円、2万7750円辺りをターゲットとしたロングを想定。利食いに押される局面では、2万7375円辺りでの押し目狙いのロングスタンスになりそうだ。

 VIX指数は19.40に低下した。一時20.70まで上昇する場面も見られたが、切り下がる25日線に上値を抑えられる形状だったため、リスク選好に向かわせやすい。なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で13.81倍だった。引き続き25日線が位置する13.80倍を挟んだこう着を見せており、NTスプレッドを狙ったトレードは取りづらいだろう。AMDの時間外の上昇を手掛かりとしたNTロングは入りそうだが、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られよう。

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