リソー教育---2023年2月期通期業績予想の修正および2024年2月期業績予想
リソー教育<4714>は20日、最近の業績動向等を踏まえ、2023年2月期の通期業績予想(2022年3月-2023年2月)の修正を発表した。
売上高は前回予想比4.5%減の315.00億円、営業利益は同27.9%減の26.00億円、経常利益は同29.7%減の26.00億円、親会社に帰属する当期純利益は同36.0%減の16.00億円、1 株当たり当期純利益は10円36銭に修正した。
また、2024年2月期業績予想について(2023年3月-2024年2月)は、売上高は2023年2月期予想比7.9%増の340.00億円、営業利益は同15.3%増の30.00億円、経常利益は同15.3%増の30.00億円、親会社に帰属する当期純利益は同28.7%増の20.60億円、1 株当たり当期純利益は13円35銭に修正した。
同社はこれまで、子どもたちの未来と教育を守るため、当社独自の感染防止策を講じ、安心して通塾できる環境作りに注力しつつ、積極的な新校展開を推し進めてきた。また、2022年7月頃からの新型コロナウイルス第7波での講師および生徒での罹患者発生による一部授業実施時期のずれがあったものの2023年2月期第3四半期連結累計期間では学習塾事業、学校内個別指導事業および人格情操合宿教育事業が前期を上回り、売上高が前年同期比5.4%増となったが、新型コロナウイルス第8波による感染拡大で主に講師の罹患者が増加し、長期化する感染拡大により授業の実施も想定より進んでいないため、売上高は当初予想より下回る見込み。また、利益についても、優秀な人材の採用および確保のための先行投資、社員、講師の給与のベースアップをおこなったことによる人件費や、上期における広告宣伝費などが約8億円と、想定より増加したこと、加えて世界的なエネルギー需要の高まりによる資源価格、原油価格の上昇や円安による光熱費等をはじめとした諸物価が高騰しており、今後も状況が不確定であること、引き続き優秀な人材確保のための人件費が増加する見込みであるため修正した。
《TY》
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