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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):プレイド、フリー、TKP

プレイド <日足> 「株探」多機能チャートより
■プレイド <4165>  860円  +88 円 (+11.4%)  本日終値
 プレイド<4165>が急反発。午前9時ごろ、同社のCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」のアプリ版「KARTE for App」が、WED(東京都渋谷区)の提供するお金がもらえる買い物アプリ「ONE」に採用されたと発表しており、好材料視された。「ONE」は、レシートの写真を撮って送信するだけで、どんなレシートでも1円から10円で買い取られる毎日の買い物が楽しく・得になるアプリ。今回、ウェブサイトやアプリを利用する顧客の行動をリアルタイムに解析して一人ひとり可視化し、個々の顧客に合わせた自由なコミュニケーションをワンストップで実現する「KARTE for App」を提供することで、レシート買い取りによって集まる膨大なデータの活用を支援するとしている。

■フリー <4478>  3,365円  +320 円 (+10.5%)  本日終値
 フリー<4478>が3営業日ぶりに急反発。同社は20日取引終了後、sweeep(東京都渋谷区)の株式を追加取得し、完全子会社化すると発表しており、これが材料視されたようだ。sweeepは、請求書の受け取り・仕訳・振り込み・保管を自動化するサービス及びビジネス文書に特化した電子帳簿保存法対応のクラウドキャビネットとして「sweeep」シリーズを展開。同社は完全子会社化することにより、23年10月開始予定のインボイス制度に対応したサービスの拡充を図り、B2B取引をクラウド上で管理するプラットフォームの実現に向けて取り組むとしている。なお、株式譲渡実行日は今月31日を予定している。

■ティーケーピー <3479>  3,215円  +215 円 (+7.2%)  本日終値
 ティーケーピー<3479>が昨年来高値を更新した。前週末20日の取引時間終了後、識学<7049>と資本・業務提携契約を締結したと発表し、材料視されたようだ。TKPの施設を利用した研修サービスの共同開発や、マーケティング活動などで提携する。識学は第三者割当増資として、新たに86万500株を1株581円で発行し、TKPに割り当てる。識学は手取り概算で約4億9200万円を調達し、大企業の受注拡大に向けた広告宣伝費などに充てる。第三者割当増資後のTKPの保有比率は約9.6%となる見込み。

■鳥居薬品 <4551>  3,190円  +213 円 (+7.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
 鳥居薬品<4551>は急伸。香港の投資会社であるリム・アドバイザーズがJT<2914>子会社の鳥居薬を巡り、JTに保有する53%の株式を売却し、2500億円の自社株買いを求める書簡を送付したことが分かったと、一部で報じられた。これを思惑視した買いが鳥居薬に入ったようだ。報道によると、リムはJT株の1%未満を保有する。鳥居薬は昨年の株主総会で、リムによりJTからの「天下りの禁止」などに向けた株主提案を受け、鳥居薬は反対していた。

■中山製鋼所 <5408>  978円  +60 円 (+6.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率8位
 中山製鋼所<5408>がマドを開けて買われ、一時62円高の980円まで駆け上がり新値街道をまい進。時価は修正後株価で2015年4月以来約7年9カ月ぶりとなる1000円大台復帰を視野に入れている。ここ中国の経済再開期待を背景に世界的な鉄鋼株買いが顕著となっており、東京市場もその流れに乗っている。そのなか同社は株価指標面で割安感が際立っており、高水準の年間配当と合わせ注目度が高まっている。鋼板やコイル、棒線などを製造する鉄鋼業界の老舗で業績も絶好調に推移。23年3月期の営業利益は前期比77%増の128億円予想と06年3月期以来17期ぶりの高水準が見込まれており、株価も水準訂正途上にある。

■NexTone <7094>  4,435円  +270 円 (+6.5%)  本日終値
 NexTone<7094>が大幅高で5日続伸。同社は20日取引終了後、23年第3四半期末(22年12月31日)時点の著作権管理楽曲数(速報値)が35万1770曲になったと発表。第2四半期末時点の33万2638曲から1万9132曲増加したことが好感されたようだ。新譜の楽曲数は7万7843曲となり、話題となった楽曲の契約も順調に拡大している。また、音楽配信プラットフォームに向けた音楽・映像コンテンツのディストリビューション業務の取り扱い原盤数も順調に増加しており、第3四半期末時点では101万9944原盤(第2四半期末時点は97万840原盤)となっている。

■ホテルリート <8985>  84,300円  +4,400 円 (+5.5%)  本日終値
 20日に業績修正を発表。「前期経常を一転2.1倍増益に上方修正、分配金も349円増額」が好感された。
 ジャパン・ホテル・リート投資法人 <8985> [東証R] が1月20日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。22年12月期の経常利益を従来予想の11.5億円→26.7億円(前の期は12.9億円)に2.3倍上方修正し、一転して2.1倍増益見通しとなった。
  ⇒⇒ホテルリートの詳しい業績推移表を見る

■日本ライフライン <7575>  945円  +29 円 (+3.2%)  本日終値
 日本ライフライン<7575>が続伸。大和証券は20日、同社株の投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は980円から1100円に見直した。同社は心臓血管系を中心とする医療機器メーカー。胆膵領域の堅調な成長や脳血管領域の業績貢献などを見込んでいる。新製品の胆道鏡「DRES」や処置具にも期待している。特に、現在の株価は胆膵を中心とする利益成長への期待が十分に反映されていない、とみている。

■ウェルスナビ <7342>  1,380円  +37 円 (+2.8%)  本日終値
 ウェルスナビ<7342>が大幅反発。前週末20日の取引終了後、集計中の22年12月期単独業績が、従来予想の売上高65億3600万円から65億7300万円(前の期比41.4%増)へ、営業利益が4500万円から2億900万円(前の期4億3200万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。売上高が概ね計画通りに推移したことに加えて、新規顧客の獲得を目指して広告宣伝費を増額する計画に対して投資額が計画を下回ったことが要因。また、厳選採用を進めた結果、期末の従業員数が期初計画の144人に届かず134人となったことも寄与した。

■レーザーテック <6920>  25,955円  +660 円 (+2.6%)  本日終値
 レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置の主力銘柄が大きく切り返す展開。前週末の米国株市場ではハイテクセクター中心に投資マネーが流入し全体相場を押し上げたが、エヌビディア<NVDA>が急伸をみせたほか、インテル<INTC>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>など半導体主力が買われる展開となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇率はナスダック総合株価指数など主要株価指数を上回り3%超に達した。これを受けて東京市場でも半導体関連株の押し目買いを誘発している。そのなか、レーザーテックは相変わらず全上場銘柄を通じて断トツの売買代金を続けており、マーケットの注目度の高さを証明しているが、株価の方は前週末まで3日続落していることで、目先リバウンド期待を増幅させている。

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