２３日の株式相場見通し＝続伸、米ハイテク株高受け上値追い継続

　２３日の東京株式市場は、強調展開が継続し日経平均株価は２万６０００円台後半から２万７０００円近辺を目指す強気優勢の地合いが予想される。前週末の米国株市場ではネットフリックス<NFLX>の決算発表を受けた大幅高を受け、ハイテク株中心に広範囲に買いが広がった。ＮＹダウが３００ドルを超える上昇を示したほか、ナスダック総合株価指数は２．６％を上回る大幅高となり、フシ目の１万１０００ポイント台を回復した。これを受けて東京市場でもリスクを取る動きが継続しそうだ。外国為替市場では相変わらず上下に荒い値動きだが、足もとでは一時１ドル＝１３０円を超えるドル高・円安に振れるなどドルが買い戻されており、これは輸出株中心に追い風材料となる。今週はマイクロソフト<MSFT>やテスラ<TSLA>、インテル<INTC>といった米大型主力株の決算が相次ぐことで、この結果を見極めたいという思惑から買い一巡後は上げ幅を縮小する可能性もある。また、春節で中国をはじめアジア株市場が休場となることで、取引時間中は米株先物の値動きに一段と影響されやすくなる。

　２０日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比３３０ドル９３セント高の３万３３７５ドル４９セントと４日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同２８８．１６５ポイント高の１万１１４０．４３４だった。

　日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の議事要旨（１２月１９～２０日開催分）など。海外では１２月の米景気先行指標総合指数など。なお、きょうは中国、香港、韓国、台湾、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム市場が休場。

出所：MINKABU PRESS