インフレ再上昇を警戒する声も＝米国株

17日終値
ダウ平均　　　33910.85（-391.76　-1.14%）
S＆P500　　　　3990.97（-8.12　-0.20%）
ナスダック　　　11095.11（+15.95　+0.14%）
CME日経平均先物　26720（大証終比：-10　-0.04%）

　米大手証券がレポートで、インフレが再び上昇を加速させ、しＦＲＢが任務完了を宣言できない可能性があると指摘している。また、世界経済が回復し、欧州の緊縮財政が緩和されれば、エネルギー価格の反発も指摘している。

　このところのドル安がすでに輸入物価を押し上げており、米インフレ圧力が再び高まることに寄与しているという。人手不足や繰延需要、医療費がサービスセクターのインフレ減速の動きを止める可能性があるとも述べている。

　債券のオーバーウエートを維持する一方で、金や外国株のほか、エネルギー、金融、実物資産、ハイテク、消費者向けサービス分野のバリュー銘柄でインフレヘッジをすることを推奨している。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美