テノックス Research Memo(3):時代の要請に合わせて基礎工事業者としての幅を広げる
■事業概要
1. 事業内容
テノックス<1905>は、基礎工事のなかでも高架橋など土木構造物や中低層ビルなど建築構造物における鋼管杭工事と、柱状改良による深層地盤改良工事を得意としている。様々な地盤や構造物、施主の要望に対応する必要があるため、多彩な工法や施工ノウハウを駆使し、着実で最善の基礎工事を提供している。近年では時代の要請に合わせて、コンクリート杭工事や既存杭の引抜き工事、浅層地盤改良工事などを取り入れ、基礎工事業者としての幅を広げている。また、基礎工事に特化した建設事業を営んでいる子会社のテノックス技研、広島組及び大三島物産は、同社に対して機材の賃貸を含む施工協力を行っている。海外では、TENOX ASIAがベトナムで建設事業を行っている。売上高の大半がこうした建設事業で占められるが、ほかに複合技術研究所が土木建築コンサルティング全般等事業を、その他の事業として不動産賃貸事業などを展開している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
《TY》
提供:フィスコ