新興市場銘柄ダイジェスト:アールプランナーは急伸、アルファクスがストップ高
<6561> HANATOUR 1619 -61
大幅に3日ぶり反落。在日中国大使館が「中国駐日本大使館と総領事館は日本国民に対する中国一般査証(ビザ)の発行を一時停止する」と発表し、嫌気されている。「再開については改めて知らせる」としている。日本から中国への観光需要に悪影響があるとの見方から、関連銘柄の一角として売られているようだ。インバウンド関連では、ベルトラ<7048>も大幅に反落している。
<4596> 窪田製薬HD 120 +4
大幅に3日続伸。米子会社のクボタビジョン・インクが開発する在宅・遠隔眼科医療用網膜モニタリング機器「PBOS」について、ジョスリン糖尿病センターでの最初の被験者登録を終えて臨床試験を開始したと発表している。糖尿病網膜症患者のスクリーニング装置として実用可能であるかの評価に加え、市販の光干渉断層計(OCT)装置と比較する2種類の臨床試験を実施する予定。
<3814> アルファクス 360 +80
ストップ高。一部メディアがアルファクス・フード・システムの配膳ロボット「サービスショットα8号機」について、「2022年8月の販売開始時点に比べ、同11月は導入に関する問い合わせの月間件数が約100件と約3倍に膨らんだ」と報じ、買い材料視されている。報道では「多くの飲食店で人手不足が顕著になる中、操作設定が簡単な点などが評価されたという」などと説明している。
<2987> タスキ 1089 +41
大幅続伸。不動産投資型クラウドファンディングサービス「TASUKI FUNDS」で30日から「タスキキャピタル重視型第4号ファンド」の投資募集を開始すると発表している。開発型ファンドとして東京都杉並区の土地や建築中の建物を取得し、新築投資用IoTレジデンス「タスキsmart西荻窪(仮称)」の不動産開発を実施する。竣工予定は今年9月。不動産の売却代金を主な原資として投資家へ分配金の支払いや出資金の償還を行う。
<2983> アールプランナー 762 +50
急伸。7万株(0.50億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.3%。取得期間は11日から24年1月10日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行のほか、資本効率の向上を通じて株主利益の向上を図ることが目的としている。また、連結子会社のアールプランナー不動産から配当金3.00億円を受領することも開示している。
<9558> ジャパニアス 2566 +22
上場来高値。23年11月期の営業利益予想を前期比22.3%増の7.47億円と発表している。IT・通信業界やメーカーへのサービス提供による事業拡大に継続して努める。年間配当予想は71.00円で、前期(55.00円)から増配する見通し。同時に発表した22年11月期の営業利益は78.9%増の6.11億円で着地した。先端エンジニアリング事業でオンサイト型開発支援業務と受託開発業務が好調に推移し、大幅増益に貢献した。
《ST》
提供:フィスコ