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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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5240 monoAI

東証G
414円
前日比
+1
+0.24%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
2.91 5.64
時価総額 50.8億円
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【村瀬智一が斬る!深層マーケット】直近IPO銘柄に改めて物色が強まるか


「直近IPO銘柄に改めて物色が強まるか」

●日経平均はいったん昨年10月安値とのダブルボトム形成へ

 2023年相場は不安定な形で始まったが、日経平均株価は大発会でつけた2万5661円で昨年10月安値2万5621円とのダブルボトム形成が意識されつつある。引き続き日米の金融政策の行方を睨みながらの相場展開を余儀なくされそうだ。一方、年初に1ドル=129円台まで進んだ円高は足もとで修正の動きを見せてきており、日経平均株価はリバランスを背景に一時2万6000円を回復した。

 ただし、状況は大きく変わったわけではなく、調整基調が継続する可能性は高いが、昨年12月の日銀決定会合後の急落に伴うショートは落ち着いた格好だろう。4月就任の新総裁の下での金融政策のさらなる修正を警戒しつつも、足もとではショート一巡による修正リバウンドの動きが意識されてくる可能性に期待したいところだ。

 物色としては為替市場を睨みながらの展開であり、円相場が落ち着きを見せてくるようであれば、これまで売り込まれていた半導体株などを含むグロース銘柄は、リバランスの範囲内ではあるものの見直し余地がありそうだ。また、1月はIPOの空白期間となる。このため、昨年12月の上場ラッシュで日計り的な物色が中心だった直近IPO銘柄に対して、その事業内容などの再評価も含めて改めて物色が強まる可能性がある。

●今後、活躍が期待される「注目5銘柄」

◆ELEMENTS <5246> [東証G]
オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」の提供を2019年から開始しており、金融、アパレル、小売など各業界の主要な企業が同サービスを導入している。 昨年12月27日に東証グロース市場に上場し、初値は公開価格の160円を95%上回る312円だった。その後も手掛けやすい株価であるため個人主体の資金流入が継続し、1月5日にはストップ高で651円まで買われた。初値から倍の水準まで買われたことで利食いが出やすい需給状況と考えられるが、利食いを交えながらも下値切り上げのトレンド形成に期待したい。

◆jig.jp <5244> [東証G]
ライブ配信サービス「ふわっち」を提供。同サービスは、誰でも気軽に動画・ラジオで配信・視聴が可能で、配信者と視聴者が動画を通じて双方向でコミュニケーションを楽しめるのが特徴。 また、子ども向けプログラミングガジェット「IchigoJam」や自治体向けのオープンデータ事業も展開している。昨年12月22日に東証グロース市場に上場し、初値は公開価格の340円を40%上回る476円だった。12月26日には398円まで売られる場面も見られたが、その後は利食いを交えながらも下値切り上げのトレンドを形成しており、公開初日につけた高値502円突破からの一段高に期待したい。

◆monoAI technology <5240> [東証G]
大規模同時接続が可能なバーチャル空間プラットフォーム「XR CLOUD」など、メタバース、XRイベント、XR周辺サービスを展開。 「XR CLOUD」は複数の仮想世界とコミュニケーションや商品の購入、販売などをシームレスに行うことが可能であり、ショールームを展開する企業が増えてきており、テーマ性の高さからも注目されよう。昨年12月20日に東証グロース市場に上場し、初値は公開価格の660円を94%上回る1280円だった。12月29日には893円まで売られたが、その後はリバウンド基調を強めており、1月6日にはストップ高で1489円まで買われた。高値更新からの一段高が期待されよう。

◆マツキヨココカラ&カンパニー <3088> [東証P]
春節では中国人観光客の増加が予想され、インバウンド需要の盛り上がりが期待される。特に、中国国内では新型コロナウイルス感染症の拡大により、解熱鎮痛剤や風邪薬(総合感冒薬)などが不足している。そのため、ドラッグストアで大量購入する動きが強まる可能性がありそうだ。株価は上場来高値更新で手掛けづらさはあるものの、信用倍率は0.91倍と需給状況は良好である。

◆レーザーテック <6920> [東証P]
半導体関連株を巡る環境は依然として不透明な状況ではあるが、西村経済産業大臣はレモンド米商務長官と会談し、経済安全保障上、重要性が増している先端半導体を日本が国産化できるよう日米の連携を強化していくことで一致したと報じられている。円相場は1ドル=133円台後半と足もとで円高修正の動きも見られており、同社株も自律反発狙いで注目しておきたい。

(2023年1月6日 記)

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