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ダウ平均は600ドル超反発 2つの米経済指標で買い戻しが強まる=米国株前半

NY株式6日(NY時間12:00)
ダウ平均   33538.45(+608.37 +1.83%)
ナスダック   10491.92(+186.68 +1.78%)
CME日経平均先物 26095(大証終比:+165 +0.63%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反発。上げ幅は600ドルを超えている。この日発表の2つの米経済指標を経て米株式市場は買い戻しが強まっている。

 この日は12月の米雇用統計とISM非製造業景気指数が発表となった。12月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)は22.3万人増と予想(20万人増)を上回ったほか、失業率も3.5%まで低下し、過去最低水準での推移が続いている。

 FRBが懸念しているタイトな米労働市場を示唆し、タカ派姿勢を正当化する内容ではあるが、市場は逆の反応を示した。同時に発表になった平均時給が前年比4.6%と予想を下回る伸びとなったことが安心感につながった模様。市場は今年から来年にかけてインフレは鈍化して行き、FRBの利上げサイクルも年前半には終了するとみている。FRBは否定しているが、場合によっては年内の利下げ観測も出ている状況。それを占う上で賃金の動向が最大の鍵となっており、その意味では本日の平均時給の伸び鈍化は幾分安心感をもたらしたようだ。

 一方、12月のISM非製造業景気指数は49.6と予想外に弱く、判断基準の50も下回った。新規受注、雇用指数など構成要素の多くが50を下回っている。また、仕入価格も低下し、サービスインフレの低下への期待を示唆。FRBにとっては歓迎される内容で米国債利回りも急低下している。

 これらの発表を受けて市場では次回FOMCでの0.25%ポイントの通常利上げを織り込む動きが加速。前日の確率は60%程度だったが、指標を受けて75%程度まで上昇。来週の米消費者物価指数(CPI)が期待通りにインフレ鈍化を示せば、かなり固まってきそうな情勢ではある。

 米株式市場は来週から決算発表シーズンに入る。その皮切りに来週金曜日に米大手銀の決算が予定。しかし、それを前にアナリストからは投資判断や目標株価の引き下げが伝わった。米大手銀は貸倒引当金と経費の増加に直面しており、10-12月期(第4四半期)の決算の重荷になりそうだという。また、銀行の利益がピークを迎えている可能性があること、準備金の積み増しによる下振れリスクがあること、そして、不況になればバリュエーションは通常よりも低くなることなどを考慮し、当面の銀行株は過去平均の60-80%のレンジを下回って取引されると想定しているという。

アップル<AAPL> 127.90(+2.88 +2.30%)
マイクロソフト<MSFT> 222.91(+0.60 +0.27%)
アマゾン<AMZN> 84.73(+1.61 +1.93%)
アルファベットC<GOOG> 87.03(+0.26 +0.29%)
テスラ<TSLA> 111.63(+1.29 +1.17%)
メタ・プラットフォームズ<META> 129.07(+2.13 +1.68%)
AMD<AMD> 62.17(-0.16 -0.25%)
エヌビディア<NVDA> 147.08(+4.43 +3.11%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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