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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9414 日本BS放送

東証S
895円
前日比
+10
+1.13%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.3 0.68 3.35 99.95
時価総額 159億円
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BS11 Research Memo(7):「6つの“力”」を具現化する重点施策を「Value 5」と位置付け推進


■中長期成長戦略

1. 中期成長戦略の概要、「6つの“力”」の強化・実践
日本BS放送<9414>は中期経営計画を策定し、それをメルクマール(指標、道標)に、中長期にわたる持続的成長を実現するべく取り組んでいる。「マーケティング力」「企画力」「戦略構築力」「実行力」に、コロナ禍に伴う状況の変化を考慮した「変化対応力」「改革推進力」を加えた「6つの“力”」の強化・実践を掲げた。2020年8月期より、番組制作と販売という一連の流れに沿って関連する4つの力、1)マーケティング力:データベースの分析・活用による潜在的な需要喚起、2)企画力:視聴者やクライアントのニーズを捉えた企画立案、3)戦略構築力:環境変化に応じた機動的かつ効果的な戦略構築、4)実行力:知恵と知識を結集して戦略を強力に実行、を打ち出して良質な番組づくりへの実効性を高めていたが、コロナ禍を契機に5)変化対応力:経営環境の変化に応じた戦略を構築する力、6)改革推進力:過去に囚われず新たな挑戦を続ける力、という2つの力が加わった。

2. 重点施策「Value5」
同社は、「6つの“力”」を具現化するための重点施策を新たに「Value 5」として位置付けている。BS放送事業者である同社にとって、その根幹を成すのはコンテンツであり、基本戦略「6つの“力”」や重点施策「Value 5」は、“良質なコンテンツを作り、それを業績の成長につなげる”という目標の実現のための施策である。なお、同社は上記「6つの“力”」を具現化する重点施策として2021年8月期に策定した「Value 5」を現在の環境に合わせて修正し、これらを推進する方針としている。

1) コンテンツ力の強化…広角的な視点に基づいた迅速かつ効率的な制作
2) コンテンツ有効活用による価値最大化…マルチ展開可能なIPコンテンツの開発
3) 「非放送分野」の拡大…アニメ・配信事業を軸としたコンテンツの拡充、イベント推進
4) セールスメニューの開発強化…クライアントニーズを捉えた的確な企画立案
5) コラボレーション施策の推進…関係値強化・企画開発による新たな取り組みの推進・拡大

2022年8月期においては、重点施策とする「Value 5」のすべてのValueにおいて、「BS11+」を開設するなど積極的な取り組みが進捗した。自社コンテンツにおいては社員から募集し、そのなかから実際に制作が始まっているコンテンツがあるようだ。コンテンツ制作に多くの社員のアイデアが加わるといったチャレンジによって、より視聴者を惹きつけるコンテンツが生まれる可能性があると、弊社では考えている。また、2023年8月期における新たな「Value 5」は、単なる達成目標を掲げたものではなく、前期に手ごたえのあった事業を強化し、成長に向けた施策であると弊社は見ている。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

《NS》

 提供:フィスコ

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