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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6412 平和

東証P
2,124円
前日比
+11
+0.52%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
10.5 0.85 3.77 5.52
時価総額 2,120億円

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【杉村富生の短期相場観測】 ─インバウンド、スマスロ関連を狙う!


「インバウンド、スマスロ関連を狙う!」

●日銀の政策転換はポスト黒田の布石!

 激動の1年が終わろうとしている。コロナに明け、ウクライナ紛争(ロシアの軍事侵攻)、そしてFRB(米連邦準備制度理事会)をはじめとする各国中央銀行の強烈な金融引き締め(利上げ)だ。最後は日銀の異次元の金融緩和(ゼロ金利)政策の解除である。いや~、とんだクリスマスプレゼントではないか。

 日経平均株価は2021年9月14日の3万0795円(ザラバベース)を高値に、長期低迷(ボックスゾーンの動き)を続けた。安値は22年3月9日の2万4681円、6月20日の2万5520円、10月3日の2万5621円と切り上がっているものの、ここにきて再び2万6000円攻防の展開に陥っている。

 正直、トレンド的には弱い。買い手不在の状況だ。しかし、利食い急ぎと損失計上(利益圧縮)の売りは出る。“板”が薄いだけに、株価だけが下がる。まあ、年末の恒例行事(突っ込み買いのチャンス)だが、気分は悪い。身をかがめるのは新春相場に向けての布石とはいえ、投資意欲は減退する。

 ただ、アメリカのCPI(消費者物価指数)上昇率は6月が前年同月比9.1%、11月が7.1%とピークアウトしたのは明らかだ。FRBの物価目標2%には遠いが、これにこだわるとマーケットが危惧するオーバーキル(金融引き締めが効きすぎて景気失速)を招く可能性がある。パウエルFRB議長はこの点について、十分に承知しているだろう。

 日銀の政策転換は来年4月のポスト黒田を睨み、金融正常化の道筋をつけておきたかったのではないか。もちろん、インフレ対応(11月のCPI上昇率は3.7%)、円安(10月21日には1ドル=151円95銭)阻止の意味があろう。いずれにせよ、この9年間が異常だった。なにもビックリする必要はない。正常化への一歩である。

●ここでの投資作戦、戦術はどうか?

 さて、ここでの投資作戦、戦術はどうか。まず、NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> [東証E]の買い下がりだ。今年は3月、6月、10月に「買い」を提案、いずれも成功した。売買単位は1口、最低1万3000円以下で買える。とりあえず、1万7000円絡みでの打診買いを提唱する。

 テーマ的には インバウンド(訪日外国人)、スマートパチスロ(スマスロ)に注目できる。訪日外国人は9月が20万人、10月が50万人、11月が93万人と激増している。国別では韓国が3割を占め、次いで台湾、アメリカ、香港、タイ、シンガポールとなっている。中国本土は9番目だ。やはり、ゼロコロナ政策が影響していると思う。

 このセクターでは三越伊勢丹ホールディングス <3099> [東証P]、日本空港ビルデング <9706> [東証P]、スカイマーク <9204> [東証G]、日本エマージェンシーアシスタンス <6063> [東証S]、HANATOUR JAPAN <6561> [東証G]、アドベンチャー <6030> [東証G]などに注目できる。

 11月21日に解禁されたスマートパチスロ(スマスロ)に続き、来年早々にはスマートパチンコが導入される。なにしろ、コイン、玉がいらなくなる。パチンコ、パチスロ業界にとっては戦後最大の大変革といわれている。新紙幣の発行もある。関連企業は今後、数年間にわたり“特需”を享受することになろう。

 具体的にはホール向けシステムのダイコク電機 <6430> [東証P]、プリペイドカードシステムでシェア約4割のゲームカード・ジョイコホールディングス <6249> [東証S]、遊技機の平和 <6412> [東証P]、円谷フィールズホールディングス <2767> [東証P]、SANKYO <6417> [東証P]、マースグループホールディングス <6419> [東証P]などだ。

2022年12月23日 記

株探ニュース

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