郵船が朝高後下げに沈む、「アコード改定」報道受けた円高警戒感が海運株の重荷に
日本郵船<9101>が朝高後、下げに沈んだ。岸田政権内で、政府と日銀の政策協定(アコード)の見直しに向けた議論が浮上していると報じられている。2%の物価安定目標の達成時期に幅を持たせるなどの案が出ているようだ。イールドカーブ・コントロール(YCC)政策の修正により、国内金利に上昇圧力が掛かれば、バリュー株への資金流入が期待できるとみる向きも市場の一部にはあるが、海運株に対してはむしろ日米金利差縮小による円高が業績にもたらすネガティブな影響が懸念されているようだ。商船三井<9104>も下げ幅を拡大。川崎汽船<9107>が軟調に推移している。
出所:MINKABU PRESS
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