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ダウ平均は急落 改めてタカ派な印象を再確認し全面安に=米国株概況

NY株式15日(NY時間16:23)
ダウ平均   33202.22(-764.13 -2.25%)
S&P500    3895.75(-99.57 -2.49%)
ナスダック   10810.53(-360.36 -3.23%)
CME日経平均先物 27640(大証終比:-320 -1.16%)

 きょうのNY株式市場は売りが加速し、ダウ平均は一時950ドル超急落した。前日はFOMCの結果とパウエル議長の会見を受けて目まぐるしい展開が見られていたが、きょうは改めてタカ派な印象を再確認したようだ。

 FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)では、今回の利上げサイクルのターミナルレート(最終到達点)は23年に5.00-5.25%が示唆され、23年の利下げは想定していないことも示された。19名の委員のうち7名は5.25%よりも上の水準を予想していた。パウエル議長の会見でも「しばらくは制限的な政策スタンスが必要」と、これまで通りのタカ派姿勢を堅持していることが示されていた。

 市場からは「直近の良好な経済指標と、FRBの過剰行動による景気後退への懸念とが並存する中で、投資家は綱引き状態になっている」との声も出ていた。

 きょうはS&P500採用銘柄の約95%が下落し、全面安の展開。特にIT・ハイテク株の下げがきつい。

 ただ、テスラ<TSLA>はプラス圏に浮上。マスクCEOが今週、35億8000万ドル相当以上の持ち株を売却したことが明らかとなり、序盤は続落して始まった。ただ、米証券取引委員会(SEC)への報告を行ったことで逆に、マスクCEOからの大口の売りがしばらく出ないとの見方もあり、一巡後は買い戻しが出た模様。

 ネットフリックス<NFLX>の下げがきつい。同社が広告主に返金していると伝わったことが嫌気された。

 ビットコインのマイニングを手掛けるコア・サイエンティフィック<CORZ>がきょうも急伸。同社は経営再建中で破産の危機にあるが、前日に最大の債権者であるBライリー・フィナンシャル社が公開書簡を発行し、同社が破産を回避するための提案を示した。

 ワクチンのノババックス<NVAX>が大幅安。1億2500万ドル分の株式と1億2500万ドル分の転換社債による2重の増資計画を発表した。また、英国でのワクチン契約が半減したと発表したことも嫌気されている。

 ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー<WBD>が下落。最大53億ドルの評価損および合併関連費用の発生を見込んだ。これまでの予想を遥かに上回った。

 主に10代向けのオンラインゲームを開発しているロブロックス<RBLX>が大幅安。取引開始前に11月の月次営業報告を公表し、失望感が強まった。

ネットフリックス<NFLX> 290.41(-27.42 -8.63%)
ノババックス<NVAX> 11.32(-5.91 -34.30%)
コア・サイエンティフィック<CORZ> 0.43(+0.18 +72.00%)
ワーナーブラザース・ディスカバリー<WBD> 10.00(-0.98 -8.93%)
ロブロックス<RBLX> 27.91(-5.22 -15.76%)

アップル<AAPL> 136.50(-6.71 -4.69%)
マイクロソフト<MSFT> 249.01(-8.21 -3.19%)
アマゾン<AMZN> 88.45(-3.13 -3.42%)
アルファベットC<GOOG> 91.20(-4.11 -4.31%)
テスラ<TSLA> 157.67(+0.87 +0.55%)
メタ・プラットフォームズ<META> 116.15(-5.44 -4.47%)
AMD<AMD> 66.53(-2.40 -3.48%)
エヌビディア<NVDA> 169.52(-7.22 -4.09%)

※前日のニュースで一部、FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)の23年末の中央値を5.175%と表記していました。正しくは5.125%です。お詫びして訂正致します。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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