アジア株　香港株は大幅安　基準金利引き上げを嫌気、FRBに追随　不動産株が全面安

アジア株　香港株は大幅安　基準金利引き上げを嫌気、FRBに追随　不動産株が全面安

東京時間11:21現在
香港ハンセン指数　　 19317.81（-355.64　-1.81%）
中国上海総合指数　 3161.79（-14.73　-0.46%）
台湾加権指数　　　　 14675.50（-63.86　-0.43%）
韓国総合株価指数　 2376.95（-22.30　-0.93%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 7221.60（-29.70　-0.41%）

アジア株は軒並み下落。

香港株は大幅下落、米利上げ長期化懸念が高まっている。香港はペッグ制を採用しているため、金融政策を米国に連動させている。FRBが政策金利を50bp引き上げたため、香港金融管理局も15日、基準金利を50bp引き上げ、4.75%に設定した。金利引き上げは今年に入り7回目となる。

不動産株が全面安。不動産開発会社の龍湖集団は6.5%安、CG SERVICESは5.6%安、碧桂園控股は4.8%安。また、中国11月の新築住宅価格が15カ月連続で低下したことも懸念されている。

そのほか中国の感染拡大や、それに伴う景気減速も懸念されている。WHOによると中国の感染急増はコロナ規制緩和前から始まっていたと指摘している。きょう発表された中国11月の鉱工業生産、小売売上高、不動産投資、固定資産投資など総じて弱い内容となった。失業率は5.7%と今年5月以来の高水準を記録した。

香港株の下げを受け、韓国や豪州など他のアジア株は下げ幅を拡大している。

出所：MINKABU PRESS