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5727 東邦チタニウム

東証P
1,029円
前日比
-4
-0.39%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
19.8 1.30 1.55 5.08
時価総額 733億円
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明日の株式相場に向けて=航空関連株は舞い上がるか

 14日の東京株式市場は、日経平均株価が続伸し12月1日以来、約2週間ぶりに2万8000円台を回復した。米11月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、インフレ懸念が後退。今晩に結果発表が予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)は、0.5%利上げにとどまるとの観測が強まった。

 ただ、ドットチャート(政策金利見通し)の内容やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言次第では、市場が動揺する可能性はある。果たして「ビッグイベント通過」で安心感がでるか、あるいは「とにかくいったんは手仕舞い売り」と軟調な動きになるか。その結論は今晩、明らかになる。

 そんななか、14日の市場で関心を集めたのが航空関連株だ。米ユナイテッドエアラインズHD<UAL>がボーイング<BA>の中型機「787」に対して大量発注を出したことが13日に公表された。これに伴い、航空機向け炭素繊維に強い東レ<3402>や、ギャレー(厨房)などを手掛けるジャムコ<7408>、同じく航空機向けチタン材料などで高実績の大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>や東邦チタニウム<5727>、航空機エンジンで高い実績を持つIHI<7013>などが軒並み高となった。

 コロナ禍のなか、航空機関連産業は厳しい時代が続いた。それだけに、これからは設備投資が手控えられていた分のペントアップ(先送り)需要も期待できるだろう。航空機産業は、防衛と重なる部分も少なくない。ただ、気になるのは中国で新型コロナウイルスの感染者数が再び増加していることだ。この日、日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>が下落したのも「中国からのインバウンド需要復活に向けた期待が後退した」(市場関係者)ことが嫌気されたという。果たして、航空機関連株は本格上昇軌道に舞い上がれるのだろうか。

 明日は、海外では中国11月小売売上高、同工業生産が発表されるほか、欧州中央銀行(ECB)理事会が予定されている。国内では11月貿易統計が公表される。神戸物産<3038>とパーク24<4666>の決算が発表される。スマートドライブ<5137>が東証グロース市場に新規上場する。

出所:MINKABU PRESS

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