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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9279 ギフトホールディングス

東証P
3,495円
前日比
-55
-1.55%
PTS
3,497.5円
15:24 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
35.6 8.82 0.52 0.48
時価総額 698億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─どう乗り切る!? 「投資の天王山」が目前に迫る!


「どう乗り切る!? 『投資の天王山』が目前に迫る!」

●株は後出しジャンケンでよい

 米国雇用統計、米ISM製造業景況指数、同非製造業景況指数、米消費者物価指数(CPI)、米生産者物価指数(PPI)、米失業保険申請件数、FOMC(米連邦公開市場委員会)開催……と、米国の各種経済指数やイベントでどのような数字が明らかとなるか、常に意識せざるを得ない日々が続いている。

 本来なら事前に予想しなければならないのだが、それは至難な上に、指数の変化に対する市場=投資家の反応は驚くほど大きい。

 そのため、結局は数字が明らかになるのを待つほかない。こうなるので、私は「株は後出しジャンケンでよい」と主張しているのだが、今週についても同じことが言える。

 13日発表予定の米CPIは、総合指数が前回の7.7%以下なら好ましいものの、7.7%を上回り、さらに8%台に上昇していたら市場は失速を免れまい。

 続く13~14日開催のFOMCでは、高確率で0.5%の利上げが決まると予想されているものの、残念ながら100%ではなく、0.75%引き上げの可能性も排除できない。もちろん0.75%となったら、市場はショック安に陥るだろう。

 このように今週は、市場の今後を大きく左右するビッグイベントを控えていることになり、古い表現を使うなら、まさに「投資の天王山」が目の前に控えていることになる。

●突風安に見舞われた好収益企業にチャンス

 これをどう乗り越えるか? 基本策は「後出しジャンケン」でよい。しかし、そのための銘柄は選んでおきたい。

 お勧めの方法は、収益力に問題はないのに、前述したように米国の各種指標やイベントの影響で、大きく売り込まれてしまいかねない銘柄になる。どんなに体力があっても、いきなり突風に見舞われれば、誰でもよろめいてしまう。しかし、突風が収まると、また普通に歩いたり、走ったりできるようになる。

 こんなイメージの企業だ。

 具体的には、次のような銘柄になる。まずはチェンジ <3962> [東証P]だ。地方自治体との関係が親密で、DX(デジタルトランスフォーメーション)化の支援とともに、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営。着実に収益を高め続けている点に着目だ。

 地味な事業ながら、それを収益源にして増収増益を続けているのが日本リビング保証 <7320> [東証G]。住設機器保証修理とメーカー保証事務に強いため、競争に巻き込まれずに済みそうで、株価も緩やかに続伸が見込める。

 多くの人にとって年中いつでも食べたい食品となると、ラーメンと寿司だろう。特に ラーメンは手軽に入れる店が多いが、それだけに激戦でもある。そんな中で着実に収益を伸ばしているのがギフトホールディングス <9279> [東証P]。横浜家系ラーメンの「町田商店」を運営しているが、注目したいのは麺やスープを提供するプロデュース事業。直営出店はリスクが高いが、プロデュース店でのリスクは基本的には各店舗が負うもの。そのため、経営の安定性が高いと見てよく、株価も期待が持てる。

 アマゾン・ドット・コム<AMZN>との提携が発表されても株価が低迷を続けていたアイスタイル <3660> [東証P]が、次第に水準を切り上げつつある。アマゾンの収益低下が懸念されての株価低迷だったのだろうが、改めて説明するまでもなくアマゾンとの提携はプラスになる。この点を考えると、同社株の押し目は見逃さないようにしたい。

 最後にルックホールディングス <8029> [東証S]を。かつてのレナウンルックで、レナウンが市場から消えてしまったことで、この会社も……と懸念されたが、生き残り、いまは正常運転に戻って収益も伸び続けている。株価も二進一退高と見てよい。

2022年12月9日 記

株探ニュース

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