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株価指数先物【引け後コメント】 ロールオーバーは順調に進捗、OP権利行使価格2万7750円を中心としたレンジ推移


大阪12月限
日経225先物 27660 -200 (-0.71%)
TOPIX先物 1945.5 -2.0 (-0.10%)

 日経225先物(12月限)は前日比200円安の2万7660円で取引を終了。寄り付きは2万7640円と、シカゴ日経平均先物(2万7660円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。ただし、寄り付きを安値にショートカバーが優勢となり、前場半ばには2万7790円まで下げ幅を縮小。その後はこう着感の強い展開のなか、後場は2万7700円~2万7740円辺りの狭いレンジで推移した。終盤にかけてレンジを下放れて、日中の安値圏で取引を終えた。

 結局はナイトセッションの取引レンジから抜け出せず、より狭い値幅でこう着した。テクニカル面で75日移動平均線を支持線とする一方で、上値は5日、25日線が抵抗線として機能していた。5日、25日線とのデッドクロスによって下へのトレンドが警戒されるものの、支持線割れを狙ってショートを仕掛けてくる動きもなく、週末に12月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えて、限月交代に伴うロールオーバーが商いの中心だった。

 なお、本日はNT倍率の低下が目立った。先物中心限月で朝方につけた14.30倍を高値に、一時14.19倍と25日線水準まで下げる場面が見られた。11月28日の安値13.97倍からリバウンドを強め、マドを空けての上昇を交えて、12月5日には14.31倍と11月14日以来の水準まで戻していた。この間、NTショートに傾いていたポジションのリバランスが加速していたが、本日はNTロングを巻き戻す動きとなった。

 足元でTOPIX型の弱い値動きが目立っていた。ただし、1950を下回る水準では75日線を支持線とした底堅さが見られるなか、6日のナスダックが2%を超える下落で25日線を下回ってきたこともあり、相対的に日経平均型の弱さが見込まれていたため、いったんポジションをクローズした格好のようだ。新規のポジションを積み上げた動きではなく、リバランスが中心と考えられるため、方向性については見極めが必要である。

 日経225先物は、引き続き75日線が位置する2万7500円辺りを支持線として底堅さが意識されやすいだろう。切り下がる5日線に上値を抑えられる格好で下へのバイアスを強めてくる可能性はあるものの、ロールオーバーが順調に進むなか、オプション権利行使価格の2万7750円を中心に、上下の権利行使価格である2万7500円~2万8000円辺りでのレンジ推移を想定しておきたい。

 手口面では、日経225先物はバークレイズが4550枚、三菱UFJが1360枚、ソジェンが1280枚、SBIが1040枚程度の売り越しに対して、HSBCが5500枚、野村が1200枚、モルガンSが1130枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はSMBC日興が7240枚、野村が4220枚、JPモルガンが3820枚、東海東京が2510枚、ゴールドマンが2450枚程度の売り越しに対して、みずほが1万2320枚、HSBCが3200枚、BofAが2980枚、ABNアムロが1950枚程度の買い越しだった。いずれも3月限とのロールの取引である。

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