ヨシコン Research Memo(2):静岡県及び東海エリアを中心に展開する不動産総合デベロッパー
■会社概要
1. 会社概要
ヨシコン<5280>は、グループビジョンに「総合街づくり企業 ヨシコン」を掲げ、本社(静岡県静岡市)のある静岡県及び東海エリアを中心に不動産関連事業を展開する総合デベロッパーである。
2023年3月期第2四半期末時点の総資産は29,718百万円、純資産は22,953百万円、資本金は100百万円、自己資本比率は76.8%、発行済株式総数は8,030,248株(自己株式866,893株含む)である。グループは同社、及び連結子会社6社で構成されている。連結子会社は(株)ワイシーシー、(株)YCF、(株)YCL、東海道リート・マネジメント(株)、(株)YCA、(株)YCKである。
2. 沿革
1949年3月に創業者である吉田茂が鉄筋コンクリート管製造販売を目的として個人経営の吉田コンクリート工業所を創業、1969年1月に吉田コンクリート工業(株)を静岡県志太群大井川町(現焼津市)に設立、1986年6月に遠州レミコン工業(株)と合併して商号をヨシコンに変更した。
株式関係では1993年11月に日本証券業協会に株式を店頭登録、その後の取引所合併等により東京証券取引所(以下、東証)JASDAQに上場、2022年4月に実施された東証の市場再編に伴って東証スタンダード市場に上場した。
事業展開では、1996年3月に分譲マンション「エンブル・シティ焼津」を竣工して不動産関連事業に本格参入、2018年4月に東海道リート・マネジメントを設立、2021年2月に東海道リート投資法人を設立してREIT分野に進出、同年6月に東海道リート投資法人が東証に上場した。一方で2021年3月末にコンクリート製品の製造から撤退(製品企画・販売はファブレスで継続)した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《SI》
提供:フィスコ