AIAIグループ Research Memo(8):ドミナント戦略やICT戦略で競合優位性
■AIAIグループ<6557>の事業概要
6. リスク要因
保育・介護分野における一般的なリスク要因としては、利用者の減少、国や自治体による政策変更、関連法規制や許認可、施設における事故や感染症、保育士の確保難、競合激化などが挙げられる。
保育分野においては、女性の就業率上昇に伴う保育園利用ニーズの高まり、政府による「新子育て安心プラン」や「こども家庭庁創設」などの後押しがあるものの、一方では待機児童問題の解消が進み、今後は利用者減少によって競争激化や採算性低下も想定されている。このリスク要因に対して同社は、千葉県を中心とするドミナント戦略などを推進して競合優位性を維持している。さらに今後は、待機児童が減少傾向の一方で障がい児が増加傾向という市場環境の変化に対応して、認可保育園AIAI NURSERYの新規開設を抑制し、多機能型施設AIAI PLUSの新設にシフトしていく方針としている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《NS》
提供:フィスコ