AIAIグループ Research Memo(6):テック事業は自社開発の保育園運営支援システムCCSを拡販
■AIAIグループ<6557>の事業概要
4. テック事業
テック事業(子会社CHaiLD)は、自らの認可保育園運営の経験を生かして2011年7月に自社開発した保育園運営支援システムCCSなど、保育の個別最適化を目指し、保育施設の業務効率化を推進するためのソリューションを全国の保育事業者向けに提供している。自らの認可保育園運営の経験で得られた豊富なデータやノウハウをベースにしていることが強みである。
保育士の書類作成業務など保育施設の運営に係る事務業務時間を削減し、子ども一人ひとりと関わる時間、個々の発達状況や健康状態の把握などの時間を増やすことで、保育の質の向上に貢献することを目的としている。効率化によって保育の質向上を実現することで、利用者には「適切な保育」を提供し、保育士には「働きやすさ」を提供することが可能になる。さらに、保育士の手書きによる書類作成業務の負担を軽減できることで、保育士の離職率低下や保育士の採用コスト抑制などのメリットも得られる。
なお保育園運営支援システムの提供サービスには、業務効率化を支援する総合業務支援システムCCS、園児の午睡チェックセンサーCCS SENSOR、保護者への写真・動画販売のCCS MEMORU、保育園と保護者間をつなぐ家庭向け連絡帳アプリなどがある。例えばCCSはサブスクリプション形式(月額料金2万円前後)で提供し、保育施設運営における事務作業を簡素化・効率化する。さらに、子どもの睡眠中の温度を解析した発熱予測機能を2021年5月にリリースし、2021年11月にはCCS SENSOR・発熱予測がBabyTech(R) Award Japan 2021健康管理部門で優秀賞を受賞した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《NS》
提供:フィスコ