2日の株式相場見通し=売り優勢、NYダウ反落受け下値試す展開に
2日の東京株式市場は主力株をはじめリスク回避目的の売りが優勢の展開となり、日経平均株価は反落となりそうだ。前日の米国株市場では前の日に主要株価指数が大幅高に買われた反動が出る形となった。パウエルFRB議長の講演で12月の利上げ幅縮小の可能性が示され、前の日に700ドル以上の上昇を示したNYダウだが、やや行き過ぎに買われていたとの見方が広がり、この日は主力大型株中心に売られる展開となった。発表された米ISM製造業景況感指数が好不況の境目である50を下回ったことも、景気後退を意識させ全体相場にネガティブに作用した。ただ、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅ながらプラス圏で引けている。東京市場では日経平均が前日に5日ぶりに切り返したが、2万8000円台前半では戻り待ちの売りも厚く上値も重かった。きょうは下値を試す展開で2万8000円大台ラインを巡る攻防が意識される。外国為替市場で急速にドル安・円高に進んでいることが自動車など輸出セクター中心に買い手控え材料となる。また、日本時間今晩に11月の米雇用統計発表を控えていることも様子見ムードを助長しそうだ。
1日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比194ドル76セント安の3万4395ドル01セントと反落。ナスダック総合株価指数は同14.453ポイント高の1万1482.449だった。
日程面では、きょうは11月のマネタリーベース、3カ月物国庫短期証券の入札など。海外では11月の米雇用統計など。
出所:MINKABU PRESS
1日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比194ドル76セント安の3万4395ドル01セントと反落。ナスダック総合株価指数は同14.453ポイント高の1万1482.449だった。
日程面では、きょうは11月のマネタリーベース、3カ月物国庫短期証券の入札など。海外では11月の米雇用統計など。
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