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来年前半に米国株は再び下値を試すとの指摘も=米国株

NY株式1日(NY時間10:37)
ダウ平均   34188.36(-401.41 -1.19%)
S&P500    4058.40(-21.71 -0.53%)
ナスダック   11411.07(-56.93 -0.52%)
CME日経平均先物 28055(大証終比:+15 +0.05%)

 きょうの米株式市場は前日の大幅高からの反動もあり、戻り売りが優勢となっている。取引開始後に発表された11月のISM製造業景気指数が49.0と景気判断基準である50を下回ったことをきっかけに、ダウ平均は下げ幅を拡大している。

 きょうのISM指数はパウエル議長の講演を追認し、FRBの利上げペース縮小期待を裏付ける内容ではある。ただ、米株式市場は売りの反応を示している。50を下回ったことで、米株式市場はむしろ、景気後退のほうを意識しているかもしれない。

 市場からは、ファンダメンタルズの弱体化により、来年前半のS&P500は今年の安値を再びトライするとの見方が出ている。穏やかなリセッション(景気後退)とFRBの利上げを背景に来年前半の米国株は下落を予想しているようだ。

 今年の建設的な成長の背景が来年も続くとは考えられず、S&P500は来年前半に、現行水準から約12%下落し、今年の安値を再び試す可能性が高いという。FRBはともかく、消費者と企業の双方の支出減から、企業収益への圧力が高まる。需要および価格決定力の低下、利益のさらなる圧縮、企業の自社株買い減少により、来年の米企業の利益は9%減少を予想しているようだ。

 ただ、来年の後半にはFRBがタカ派姿勢を転換させ、株価の回復を促すと予想。来年末のS&P500の目標値は4200で、ここから約3%の上昇を見込んでいる。

アップル<AAPL> 147.20(-0.83 -0.56%)
マイクロソフト<MSFT> 251.93(-3.21 -1.26%)
アマゾン<AMZN> 95.34(-1.20 -1.24%)
アルファベットC<GOOG> 101.22(-0.23 -0.23%)
テスラ<TSLA> 193.36(-1.34 -0.69%)
メタ・プラットフォームズ<META> 119.48(+1.38 +1.16%)
AMD<AMD> 76.51(-1.12 -1.44%)
エヌビディア<NVDA> 168.27(-0.96 -0.57%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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