郵船など大手海運株の強さ目立つ、高配当利回り株に投資資金流入観測
日本郵船<9101>、商船三井<9104>など大手海運株の上げ足が目立ってきた。ここ高配当利回り銘柄への注目度が高まっている。各国中央銀行の金融引き締め政策に伴い、世界景気の減速から企業業績への影響が警戒されているが、「年初からのファンド別のパフォーマンスで高配当株ファンドが上位を独占していることが、目先の物色動向にも影響を与えている。収益動向が悪化すれば株価への連動性も高いが、配当はそれほど影響を受けない。減配しない限り株価が下がれば配当利回りは上昇する」(中堅証券マーケットアナリスト)とし、これが高配当利回り株の下値を支える背景にも挙げられている。そのなか大手海運は群を抜く高配当を実施しており、郵船は23年3月期に1210円の配当を計画、これは配当利回りにして16%を超える。
出所:MINKABU PRESS
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