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株価指数先物【引け後コメント】 ボリンジャーバンド+2σに到達、ある程度の調整を交えたリバウンドが理想的


大阪12月限
日経225先物 27890 +340 (+1.23%)
TOPIX先物 1959.0 +22.5 (+1.16%)

 日経225先物(12月限)は、前日比340円高の2万7890円で取引を終了。寄り付きは2万7690円と、シカゴ日経平均先物(2万7620円)を上回って始まった。開始直後につけた2万7660円を安値に強いリバウンドの動きとなり、前場半ばには9月15日以来の2万7800円を回復。前場終盤にかけて2万7940円まで買われ、その後利食いに押されたものの、後場の取引開始後には2万7950円まで上げ幅を広げた。ただし、米中間選挙の結果を見極めたいとのムードに加え、テクニカル的な過熱感も意識されやすい水準であり、終盤にかけてやや上げ幅を縮めた。

 日経225先物は米国市場の中間選挙を睨んだ先回り買いの流れを引き継ぐ格好となり、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテクが指数をけん引する、日経平均型優位の展開となった。2万8000円を捉えることはできなかったが、ボリンジャーバンド+2σまでのリバウンドを見せたこと自体、ややサプライズ感があった。ソフトバンクグループは年初来高値を更新し、意外高とみる向きもあるようだが、昨年3月高値から今年3月安値までの下落幅の半値戻しには届いておらず、リバランスに伴うショートカバーの動きのなか、戻り余地はありそうだ。

 また、東京エレクトロンも25日移動平均線を支持線にリバウンドを見せてきている。アク抜け的な動きは決算内容を確認してからとなりそうだが、半導体業界の減速懸念は相当織り込まれており、出遅れ修正の動きを強めてくるようだと、日経平均株価をけん引するような相場展開も期待される。

 とはいえ、ボリンジャーバンドの+2σ水準では積極的な上値追いは慎重にさせるため、日経225先物は5日線辺りまでの調整を交えたリバウンドが理想的であろう。瞬間的に+2σを上放れる場面はあると見られるが、過熱警戒の水準での新たなロングポジションは避けておきたいところだろう。

 一方で、10日に発表される米消費者物価指数(CPI)を受けて、ショック的な調整があったとしても、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースを緩める確率は高いと考えられ、現在のリバランスの動きが一気に逆転する可能性は低いと見られる。弱含む局面では、押し目狙いのロングでの対応となりそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.23倍だった。前場に一時14.28倍まで上昇する場面が見られたものの、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が後場に入り下落に転じた影響を受けた格好だ。引き続き、指数インパクトの大きい値がさ株の動向に振らされやすい点には注意しておきたい。

 手口面では、日経225先物はBofAが1780枚、ABNアムロが1050枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが2530枚、SMBC日興が1090枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが1260枚、ABNアムロが1080枚、シティが720枚程度の売り越しに対して、みずほが2160枚、ドイツが1430枚、バークレイズが770枚程度の買い越しだった。

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