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ダウ平均は下げに転じる 米求人件数が労働市場のひっ迫示す=米国株序盤

NY株式1日(NY時間10:53)
ダウ平均   32562.09(-170.86 -0.52%)
ナスダック   10926.80(-61.35 -0.55%)
CME日経平均先物 27625(大証終比:-65 -0.23%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。きょうからFOMCが始まり、明日に結果が発表される。その結果を見極めたい雰囲気もある中、序盤は買い先行で始まった。中国が3月に国境再開を評価する委員会を設置するという観測がSNS上で流れたこともフォローとなった模様。中国外務省は否定しているが、市場は中国の国境再開を期待しているようだ。

 ただ、ダウ平均は242ドル高まで上昇する場面が見られたが、取引時間中に発表になった米経済指標を受けて、戻り売りが一気に強まり下げに転じている。10月のISM製造業景気指数は50.2と予想範囲内だったものの、景気判断基準の50はかろうじて維持した。仕入価格が50を下回っており、インフレ低下への期待を示唆する内容ではあった。一方、同時刻に発表になった9月の米求人件数が予想外の増加を示したことに市場は敏感に反応した模様。引き続き労働市場のひっ迫を示し、FRBのフラストレーションが溜まりそうな内容ではあった。

 今回のFOMCは0.75%ポイントの利上げが確実視されている。しかし、そのこと自体は織り込み済みで、注目はパウエル議長が利上げペースについてどういった見解示して来るか注目されている。直近の市場は、FRBはタカ派姿勢を和らげるとの期待が失望を誘うIT大手の決算を相殺している。市場からは、0.75%ポイントの利上げを実施したとしても、パウエル議長の会見などで、今後タカ派姿勢を和らげる可能性を示唆すれば、株価は急回復の余地があるとの声も出ている。

 市場の一部からは、今回は0.75%ポイントではなく、0.50%ポイントに利上げペースを落とすのではとの声まで出ているようだ。しかし、その可能性はさすがに低い。FRBはこれまで、発言などを通じて事前に市場に織り込ませ、発表当日のサプライズは起こさないことが通例。いずれにしろ、明日の結果待ちの雰囲気となっている。

 決算では配車サービスのウーバー・テクノロジーズ<UBER>が取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表。同業界では重要な指標であるブッキングは予想を下回ったものの、売上高、EBITDAは予想を上回った。ドライバーの供給回復が利用者数の増加を支え、インフレの高まりが個人消費を抑制するという市場の懸念を払拭している。株価は大幅高。

 ファイザー<PFE>が決算を受け上昇。新型ウイルス向けの注射剤「コミナティ」および経口薬「パックスロビド」の売上高は堅調だった。通期については、コミナティの売上高見通しを上方修正した一方、パキロビッドは据え置いた。1株利益は上方修正。

ウーバー<UBER> 30.58(+4.01 +15.11%)
ファイザー<PFE> 47.63(+1.08 +2.32%)

アップル<AAPL> 149.93(-3.41 -2.22%)
マイクロソフト<MSFT> 228.30(-3.83 -1.65%)
アマゾン<AMZN> 99.10(-3.35 -3.27%)
アルファベットC<GOOG> 92.83(-1.84 -1.94%)
テスラ<TSLA> 230.08(+2.54 +1.11%)
メタ・プラットフォームズ<META> 94.62(+1.46 +1.56%)
AMD<AMD> 59.93(-0.13 -0.22%)
エヌビディア<NVDA> 136.05(+1.08 +0.80%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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