ソフトバンクGは4日ぶり反落、ナスダック安で戻り一服局面に
ソフトバンクグループ<9984>が売り優勢で始まった。前週14日に大幅安に売られたものの、その後は自社株買い期待などからバランスを取り戻し前日まで3日続伸し終値で5500円台を回復、75日移動平均線もクリアしていた。しかし、前日の米国株市場で長期金利上昇を背景にハイテク株などに幅広く売りが出ており、ナスダック総合株価指数も反落。ナスダック市場との株価連動性の高い同社株も足もとこれに追随する形で売りに押されている。前週15日には、同社が保有する中国電子商取引大手アリババ集団<BABA>の株式を中間持ち株会社に移行することを発表したが、これは単体では23年3月期に2兆6065億円の売却益を計上するものの、連結ではグループ内取引のため計上はなく、株価への影響は限定的とみられている。株式需給に目を向けると日証金で貸株が融資を上回り直近貸借倍率が0.29倍となっており、これは株価面では浮揚効果につながる。
出所:MINKABU PRESS
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