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買い戻し先行も、FOMCを控えて次第に様子見ムードが強まる【クロージング】


20日の日経平均は反発。120.77円高の27688.42円(出来高概算10億3000万株)で取引を終えた。19日の米国市場で主要株価指数が反発したことから、目先筋による自律反発狙いの買いが入ったほか、指数寄与度の高い値がさ株なども買われた。日経平均は取引開始後に27907.45円まで上げ幅を広げる場面があった。ただし、20日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの見方も強いうえ、連休の谷間とあって積極的に動きづらいとの指摘も多く、買い一巡後は様子見ムードが広がり、27600円台でこう着感の強い展開が続いた。

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1300に迫り、全体の約7割を占めた。セクター別では、ゴム製品、食料品、鉄鋼、卸売、繊維製品など26業種が上昇。一方、海運、不動産、精密機器、医薬品など7業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、TDK<6762>、ソフトバンクG<9984>、京セラ<6971>が堅調だった半面、エムスリー<2413>、テルモ<4543>、コナミG<9766>、中外薬<4519>、オリンパス<7733>が軟化した。

19日の米国市場は、バイデン米大統領が新型コロナウイルス感染症に関し「パンデミック(世界的流行)は終わった」と述べたことや中国・成都市が19日からロックダウンを解除したことなどが好感され、主要株価指数は反発した。これを映して、東京市場も主力株中心に買いが先行して始まり、日経平均の上げ幅は一時300円を超えた。また、国内では、報道各社による9月の世論調査で、岸田内閣の支持率低下が目立ったため、支持率の底上げを狙った政策が見込まれるとの見方も思惑視されたとみられる。

東京市場は、FOMCの結果待ちとのムードが強く、商いは低調だった、注目のFOMCでは0.75%の利上げが大方の予想だが、仮に1.0%の利上げを実施する確率も少なからずあるだけに、FOMCの結果を見極めたいようだ。また、今回のFOMCでは、政策金利や物価見通しも公表される予定で、年末にかけての利上げペースの鈍化などを確認したいと考える投資家も多い。このため、FOMCを無事に通過するまでは、様子見スタンスを決め込む向きが多く、自律反発の域を抜け出ないだろう。

《FA》

 提供:フィスコ

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