米株
ダウ平均は上げ幅を拡大 ＦＯＭＣを控え売り先行も押し目買い強まる＝米国株後半
NY株式19日（NY時間15:39）
ダウ平均 31016.18（+193.76 +0.63%）
ナスダック 11537.34（+88.94 +0.78%）
CME日経平均先物 27520（大証終比：+170 +0.62%）
ＮＹ時間の終盤に入ってダウ平均は上げ幅を拡大する動きとなっている。きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反発。売り先行で始まったものの、下値での押し目買いも活発に入り下げ渋る動きが出ている。ダウ平均は取引開始直後に２６３ドル安まで下落したものの、上げに転じる展開。
今週のＦＯＭＣを控え、その結果待ちの雰囲気も強い。市場では０．７５％ポイントの利上げ実施が見込まれている。一部からは１．００％ポイントの大幅利上げを見込む声もあり、確率を１５％程度と見積もっているようだ。ちなみに０．５０％ポイントは完全にゼロ。
ただ、市場は０．７５％ポイントの利上げを既に織り込んでおり、注目はパウエルＦＲＢ議長の会見やＦＯＭＣ委員の金利見通しに移っている。先日の米消費者物価指数（ＣＰＩ）の発表から、タカ派な内容が警戒されているが、どの程度タカ派色を強いのか注目しているようだ。市場の一部では、今回の利上げサイクルのターミナルレート（最終着地点）を４．００－４．５０％と従来よりも高めに見ている模様。その見方を裏付けるか注目される。
市場からは、「米株式市場は年末に向けて引き続き不安定な状況が予想され、深い弱気心理とＦＲＢの追加引き締め、その経済への長期的影響、業績の下方修正に対する懸念など、複数の懸念の綱引きに陥っていると考えられる」との声も出ていた。また、この１２年間続いた「株、債券以外の代替先はない」というマントラは終焉を迎えつつあるとの声も聞かれ、先行きに悲観的な見方は依然多い。
銀行や産業が上昇しているほか、航空、クルーズといった裁量消費の銘柄が買われている。一方、医薬品が軟調。
ウェブサイト作成のプラットフォームを提供するイスラエルのウィックス・ドット・コム<WIX>が大幅高。アクティビスト（物言う株主）のスターボードが９％保有したことが明らかとなった。
南米ガイアナ籍のテラバンス・バイオファーマ<TBPH>が上昇。取締役会が２．５億ドルの自社株買いプログラムを承認。その一部を使って、英グラクソ・スミスクライン（ＧＳＫ）と、ＧＳＫが保有する同社の全株式を買い戻すことで合意した
ノウビー４<KNBE>が大幅高。同社はセキュリティ意識向上のための統合的なアプローチを企業に提供。投資会社のビスタ・エクイティ社から１株２４ドルでの買収提案を受け取ったことを明らかにした。
オープンドア・テクノロジーズ<OPEN>が５日続落。同社は「ｉＢｕｙｉｎｇ」として知られる、プラットホーム上でユーザーから住宅を購入し、それを転売して利益を上げる事業を営む。米住宅市場の急激な低迷が同社を圧迫しており、調査会社によると、通常月に数千件の住宅を売買する同社は、８月に４２％の取引で損失を出したという。
自然食品のサンオプタ<STKL>が上昇。アナリストがトップピックに選んだ。目標株価は１５ドルで先週末終値から５６％高い水準が示唆されている。
再生可能エネルギーのアレイ・テクノロジーズ<ARRY>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の２０ドルから２８ドルに引き上げた。
ラルフローレン<RL>が上昇。同社は本日投資家説明会を開催しており、２３年度のガイダンスを据え置いたほか、向こう３年間の成長目標を提示した。
ウィックス<WIX> 84.68（+10.99 +14.91%）
テラバンス<TBPH> 10.27（+0.20 +1.94%）
ノウビー４<KNBE> 22.15（+4.85 +28.03%）
オープンドア<OPEN> 3.89（-0.18 -4.31%）
サンオプタ<STKL> 10.20（+0.58 +6.03%）
アレイ<ARRY> 18.53（+0.71 +3.96%）
ラルフローレン<RL> 96.35（+2.86 +3.06%）
アップル<AAPL> 154.39（+3.69 +2.45%）
マイクロソフト<MSFT> 244.79（+0.05 +0.02%）
アマゾン<AMZN> 124.66（+1.13 +0.91%）
アルファベットC<GOOG> 104.00（+0.37 +0.35%）
テスラ<TSLA> 308.84（+5.49 +1.81%）
メタ・プラットフォームズ<META> 148.39（+2.10 +1.44%）
ＡＭＤ<AMD> 77.09（+0.58 +0.76%）
エヌビディア<NVDA> 133.95（+1.97 +1.49%）
ツイッター<TWTR> 41.65（+0.20 +0.47%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 31016.18（+193.76 +0.63%）
ナスダック 11537.34（+88.94 +0.78%）
CME日経平均先物 27520（大証終比：+170 +0.62%）
ＮＹ時間の終盤に入ってダウ平均は上げ幅を拡大する動きとなっている。きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反発。売り先行で始まったものの、下値での押し目買いも活発に入り下げ渋る動きが出ている。ダウ平均は取引開始直後に２６３ドル安まで下落したものの、上げに転じる展開。
今週のＦＯＭＣを控え、その結果待ちの雰囲気も強い。市場では０．７５％ポイントの利上げ実施が見込まれている。一部からは１．００％ポイントの大幅利上げを見込む声もあり、確率を１５％程度と見積もっているようだ。ちなみに０．５０％ポイントは完全にゼロ。
ただ、市場は０．７５％ポイントの利上げを既に織り込んでおり、注目はパウエルＦＲＢ議長の会見やＦＯＭＣ委員の金利見通しに移っている。先日の米消費者物価指数（ＣＰＩ）の発表から、タカ派な内容が警戒されているが、どの程度タカ派色を強いのか注目しているようだ。市場の一部では、今回の利上げサイクルのターミナルレート（最終着地点）を４．００－４．５０％と従来よりも高めに見ている模様。その見方を裏付けるか注目される。
市場からは、「米株式市場は年末に向けて引き続き不安定な状況が予想され、深い弱気心理とＦＲＢの追加引き締め、その経済への長期的影響、業績の下方修正に対する懸念など、複数の懸念の綱引きに陥っていると考えられる」との声も出ていた。また、この１２年間続いた「株、債券以外の代替先はない」というマントラは終焉を迎えつつあるとの声も聞かれ、先行きに悲観的な見方は依然多い。
銀行や産業が上昇しているほか、航空、クルーズといった裁量消費の銘柄が買われている。一方、医薬品が軟調。
ウェブサイト作成のプラットフォームを提供するイスラエルのウィックス・ドット・コム<WIX>が大幅高。アクティビスト（物言う株主）のスターボードが９％保有したことが明らかとなった。
南米ガイアナ籍のテラバンス・バイオファーマ<TBPH>が上昇。取締役会が２．５億ドルの自社株買いプログラムを承認。その一部を使って、英グラクソ・スミスクライン（ＧＳＫ）と、ＧＳＫが保有する同社の全株式を買い戻すことで合意した
ノウビー４<KNBE>が大幅高。同社はセキュリティ意識向上のための統合的なアプローチを企業に提供。投資会社のビスタ・エクイティ社から１株２４ドルでの買収提案を受け取ったことを明らかにした。
オープンドア・テクノロジーズ<OPEN>が５日続落。同社は「ｉＢｕｙｉｎｇ」として知られる、プラットホーム上でユーザーから住宅を購入し、それを転売して利益を上げる事業を営む。米住宅市場の急激な低迷が同社を圧迫しており、調査会社によると、通常月に数千件の住宅を売買する同社は、８月に４２％の取引で損失を出したという。
自然食品のサンオプタ<STKL>が上昇。アナリストがトップピックに選んだ。目標株価は１５ドルで先週末終値から５６％高い水準が示唆されている。
再生可能エネルギーのアレイ・テクノロジーズ<ARRY>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の２０ドルから２８ドルに引き上げた。
ラルフローレン<RL>が上昇。同社は本日投資家説明会を開催しており、２３年度のガイダンスを据え置いたほか、向こう３年間の成長目標を提示した。
ウィックス<WIX> 84.68（+10.99 +14.91%）
テラバンス<TBPH> 10.27（+0.20 +1.94%）
ノウビー４<KNBE> 22.15（+4.85 +28.03%）
オープンドア<OPEN> 3.89（-0.18 -4.31%）
サンオプタ<STKL> 10.20（+0.58 +6.03%）
アレイ<ARRY> 18.53（+0.71 +3.96%）
ラルフローレン<RL> 96.35（+2.86 +3.06%）
アップル<AAPL> 154.39（+3.69 +2.45%）
マイクロソフト<MSFT> 244.79（+0.05 +0.02%）
アマゾン<AMZN> 124.66（+1.13 +0.91%）
アルファベットC<GOOG> 104.00（+0.37 +0.35%）
テスラ<TSLA> 308.84（+5.49 +1.81%）
メタ・プラットフォームズ<META> 148.39（+2.10 +1.44%）
ＡＭＤ<AMD> 77.09（+0.58 +0.76%）
エヌビディア<NVDA> 133.95（+1.97 +1.49%）
ツイッター<TWTR> 41.65（+0.20 +0.47%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
