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【市況】12年間唱えた株高のマントラは終わったとの指摘も=米国株

NY株式19日(NY時間15:19)
ダウ平均   30945.67(+123.25 +0.40%)
ナスダック   11512.24(+63.84 +0.56%)
CME日経平均先物 27490(大証終比:+140 +0.51%)

 終盤になってダウ平均は再び上昇に転じ、上げ幅を広げている。米大手銀からは、FRBの政策スタンスがタイトになったことで、これまで12年間続いた株高のマントラは終焉を迎え始めているとの指摘も出ている。

 投資家は過去12年間、「株、債券以外の代替先はない」という言葉を呪文のように唱えていた。現金はほとんど役に立たず、株式と債券をロングにする必要があるという考え。ただ、この間に株式が上昇した主な理由は低金利ではなく、世界の株式と世界の企業収益が同じだけ(約100%)上昇したことが要因だという。

 現在、中央銀行が金融引き締めを行い、投資家が現金や短期債など、より高利回りで低ボラティリティの商品を数多く購入できる環境になり、この物語は変化しつつあるとしている。

 今後の困難な時期に投資家は、FRBが緩和的なスタンスに戻る可能性は低いと考え、新常識に順応しようとしていると考えているという。高過ぎるインフレ、引き締め政策、逆イールド、先にある成長鈍化など、市場は依然として後期サイクルの状況に直面していると指摘している。

アップル<AAPL> 153.81(+3.11 +2.06%)
マイクロソフト<MSFT> 244.45(-0.29 -0.12%)
アマゾン<AMZN> 124.26(+0.73 +0.59%)
アルファベットC<GOOG> 103.69(+0.06 +0.06%)
テスラ<TSLA> 308.51(+5.16 +1.70%)
メタ・プラットフォームズ<META> 147.77(+1.48 +1.01%)
AMD<AMD> 76.78(+0.27 +0.35%)
エヌビディア<NVDA> 133.48(+1.50 +1.14%)
ツイッター<TWTR> 41.43(-0.02 -0.05%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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