新興市場銘柄ダイジェスト:ベルトラは年初来高値、スマレジが大幅に3日続伸
<9250> GRCS 3560 +160
大幅に3日続伸。データプライバシープラットフォーム「OneTrust」導入・運用支援サービスの本格展開を開始したと発表している。OneTrustは米OneTrust社のソリューションで、GRCSは日本で初めてのコンサルティングパートナー。導入企業に対し、各国・地域の個人情報保護規制へのコンプライアンス対応やリスク評価、データ管理の一元化や可視化の実現を支援するという。
<3976> シャノン 1130 -69
大幅に反落。22年10月期の営業損益を従来予想の0.65億円の黒字から2.56億円の赤字(前期実績0.11億円の黒字)に下方修正している。広告事業は好調だったものの、メタバース事業で大型イベント案件の受注を想定通りに進められなかったほか、イベントクラウド事業やサブスクリプション事業も苦戦しており、赤字に転落する見通し。
<3930> はてな 1439 +84
年初来高値。任天堂<7974>が9日に発売したNintendo Switch向けソフト「スプラトゥーン3」の国内販売本数が3日間で345万本を突破したと発表し、買い材料視されている。Nintendo Switch向けソフトの発売後3日間の国内販売本数として過去最高という。はてなはスプラトゥーン3のゲーム連動サービス「イカリング3」の開発に協力しており、恩恵を受けるとの見方から買われているようだ。
<7048> ベルトラ 646 +62
年初来高値。政府が新型コロナウイルスの水際対策で「入国者数の上限を撤廃する方向で調整に入った。個人旅行客の入国解禁やビザ(査証)免除も検討する」と一部メディアが報じ、買い材料視されている。インバウンド関連銘柄としてベルトラのほか、旅工房<6548>やHANATOUR JAPAN<6561>、ベストワンドットコム<6577>にも投資資金が流入している。
<3927> Fーブレイン 750 +13
大幅高。8月の売上高が前年同月比42.9%増の1.78億円になったと発表している。前月(36.6%増)から伸び率が加速した。4-8月の累計では44.2%増の9.26億円。売上高の高い伸びに加え、情報セキュリティ関連銘柄の一角としてテーマ性があることも好感されている。また、8月30日に直近安値(677円)を付けてから株価が上昇基調にあるため、先高期待も買いを支えているようだ。
<4431> スマレジ 1355 +143
大幅に3日続伸。23年4月期第1四半期(22年5-7月)の営業利益を前年同期比19.8%減の1.86億円と発表している。人件費や広告費の増加で販管費が膨らんだ。一方、純利益は142.5%増の3.62億円となり、買い材料視されている。連結子会社の吸収合併に伴い、特別利益0.58億円、法人税等調整額(益)1.75億円の計上したため。通期予想は営業利益が6.51億円、純利益が4.03億円で据え置いた。
《ST》
提供:フィスコ