東京株式（寄り付き）＝続落、米株安受け下値模索続く

　週明け５日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に売り優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前営業日比８３円安の２万７５６７円と続落。

　前週末の米国株市場でＮＹダウが大幅反落となったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は６日続落と下値模索の動きを続けたことで、東京市場でもリスク回避目的の売りに押される展開となっている。市場の注目度が高かった８月の米雇用統計の結果は事前予想と大きなズレはなく、米株市場ではいったん買いが先行する地合いとなったものの続かなかった。今月のＦＯＭＣでは０．７５％の政策金利引き上げの可能性が高いとの見方が優勢で、全般は買いポジションを低める動きに歯止めがかからなかった。東京市場も米株安を引き継ぐ展開となっているが、２万７０００円台前半では押し目買いの動きも予想され、下げ幅は限定的なものにとどまる可能性がある。

出所：MINKABU PRESS