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外為サマリー:一時1ドル132円90銭台に軟化、対資源国通貨での円買いが影響

 16日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=133円19銭前後と前日の午後5時時点に比べ30銭強のドル安・円高となっている。

 15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=133円32銭前後と前週末に比べて10銭程度のドル安・円高で取引を終えた。低調な米経済指標を受けて一時132円50銭台まで軟化したあとは下げ渋ったものの、米長期金利の低下が重荷となり戻りは限定的だった。

 米インフレのピークアウト観測から米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの見方がくすぶるなか、この日の東京市場も軟調な展開となっている。原油安を背景に豪ドルなど対資源国通貨で円買いが進んでいることもドル円相場に影響し、午前9時20分過ぎには132円90銭台まで押される場面があった。また、エネルギー供給不安による欧州の景気悪化懸念などからユーロの売りも目立っている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0154ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0080ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=135円24銭前後と同1円40銭弱のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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