新興市場銘柄ダイジェスト:フォーライフは大幅に3日続伸、サークレイスがストップ安
<7039> ブリッジ 2180 +157
大幅に続伸。22年12月期第2四半期累計(22年1-6月)の営業利益を前年同期比47.8%増の5.45億円と発表している。インサイドセールス事業でアウトソーシングサービスが既存・新規ともに堅調に推移し、増益を牽引した。システムソリューションサービスも好調だった。研修事業も伸長し、利益拡大に貢献した。通期予想は前期比4.3%増の6.72億円で据え置いた。進捗率は81.1%に達している。
<7078> INC 910 -87
朝高後、後場にマイナス転換。4月20日に発行した新株予約権の権利行使が完了したと発表している。8月中に2169個(発行総数の14.46%)が権利行使され、21万6900株が交付された。行使完了で将来の株式価値の希薄懸念が払拭され、買いが入っているとみられる。また、INCLUSIVEは6月20日に直近安値(804円)を付けてから株価が徐々に上昇基調に入っており、投資家の先高期待も強まっているようだ。
<5029> サークレイス 1105 -300
ストップ安。23年3月期第1四半期(22年4-6月)の営業利益を0.08億円と発表している。主力事業の「Salesforce Consulting」などが堅調に推移した。駐在員管理クラウドサービス「AGAVE」も順調だった。通期予想は前期比56.3%増の2.35億円で据え置いた。進捗率が3.4%にとどまったことに加え、前日までに業績期待などから株価が続伸していたため、利益確定売りも出ているようだ。
<4192> スパイダープラス 649 +30
大幅に続伸。チェンジ<3962>と自治体のDX推進を目的に、業務提携に関する契約を締結したと発表している。6月29日に発表した自治体DX推進に関する継続事項で、コミットメントレベルを一段高めることが地方自治体の創生やDXの加速化に繋がると判断し、業務提携に至った。自治体への建設業界向けアプリ「SPIDERPLUS」導入を推進するほか、道路施設や公共施設の営繕業務の効率化、住民を巻き込んだ地域メンテナンスプラットフォームの共創などで協業する。
<4395> アクリート 2013 -5
朝高後、値を消す。ソフトバンク<9434>子会社のBBIX(東京都港区)からの協力を得て、国内直接接続で業界初となる片方向SMSによるコミュニケーションの利便性を向上させるサービスを開始したと発表している。従来の携帯電話事業者3社(NTTドコモ、KDDI<9433>、楽天モバイル)に加え、ソフトバンク宛ての企業向けSMS送信元番号を共通化する。ユーザーからSMSの送信元番号に電話を発信してもらいたいといったニーズに応えることが可能になるという。
<3477> フォーライフ 1534 +134
大幅に3日続伸。9月30日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。株式の投資単価当たりの金額を引き下げて投資しやすい環境を整え、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的。23年3月期の期末配当予想を34.00円から17.00円(前期末実績は33.00円)に変更するが、株式分割に伴うもので実質的な変更はない。また、23年3月期第1四半期(22年4-6月)の営業利益は前年同期比39.0%減の1.24億円で着地した。
《ST》
提供:フィスコ