日経平均は12円高でスタート、川崎汽船やキーエンスなどが上昇/寄り付き概況
日経平均 : 27813.82 (+12.18)
TOPIX : 1943.06 (+2.75)
[寄り付き概況]
8月1日の日経平均は前週末比12.18円高の27813.82円と小幅反発でスタート。7月29日のダウ平均は315.50ドル高の32845.13ドル、ナスダックは228.09ポイント高の12390.69で取引を終了。連邦準備制度理事会(FRB)が注目しているインフレや期待インフレ指標の上昇を警戒し、寄り付き後に小幅下落。しかし、前日引け後に発表されたオンライン小売のアマゾン(AMZN)や携帯端末アップル(AAPL)の好決算を受けてハイテクセクターが強く、相場全体を押し上げ終日堅調に推移した。金利の低下も支援し、主要株価指数は上げ幅を拡大して終了。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の27975円。本日の日経平均はやや買いが先行。ただし、その後はマイナスに転落した後、再び小幅にプラス圏を回復するなど売り買いが交錯。ソニーG<6758>が通期予想を下方修正したほか、富士通<6702>も1Q業績がコンセンサスを下回っていることもあり、決算発表がピークを迎えるなかで投資家を神経質にさせている面もありそうだ。
東証プライム市場の売買代金上位では、ソニーG、レーザーテック<6920>、ソフトバンクグループ<9984>、東京電力HD<9501>、日立<6501>などの下げが目立つ一方、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、キーエンス<6861>、オリエンタルランド<4661>などが上昇。業種別では、電気ガス、電気機器、金属製品などが下落率上位で推移。
《FA》
提供:フィスコ