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重要イベントを前に様子見ムードが強まる【クロージング】


26日の日経平均は小幅に続落。44.04円安の27655.21円(出来高概算8億6000万株)で取引を終えた。米国ではアルファベットやマイクロソフトなど大型テック株の決算が本格化するほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)などの重要イベントを控え、様子見ムードの強い展開で方向感のない展開が続いた。米国での重要イベントを前に積極的に持ち高を傾ける向きも少ないほか、下値支持線として意識される200日線(27570円辺り)に接近すると押し目を拾う動きも散見された。

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割近くを占めた。セクターでは、鉱業、石油石炭、保険、非鉄金属、ゴム製品など18業種が上昇。一方、海運、医薬品、陸運、精密機器、その他製品など15業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、日立建機<6305>、安川電<6506>、デンソー<6902>、日揮HD<1963>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、テルモ<4543>、中外薬<4519>、TDK<6762>、エムスリー<2413>が軟化した。

週明けの米国市場は、本格化する企業決算を前に、高安まちまちだったものの、ハイテク関連株安を背景に東京市場でも半導体や電子部品などの値がさ株中心に売りが先行し、日経平均は前場半ばに27538.39円まで下げ幅を広げる場面もあった。個別では、中国電子商取引最大手のアリババ集団が香港証券取引所にプライマリー上場を申請すると発表したことで、含み益拡大への思惑からソフトバンクGが大幅に続伸したほか、原油先物市況の上昇を受けて石油資源関連株も堅調に推移した。

国内で新型コロナウイルスの新規感染者数が急速に拡大しており、感染者の出た鉄道会社が運休を発表するなど経済活動への影響が出始めている。また、世界で広がるウイルス感染症「サル痘」の感染者が国内で初めて確認されたことも重荷で、景気悪化への警戒感は拭えていない。FOMCの結果待ちで商いは盛り上がりに欠ける状態が続いており、本格化する国内企業の決算発表を確認しながら、選別色が一段と強まりそうだ。

《FA》

 提供:フィスコ

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