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話題株ピックアップ【夕刊】(2):塩野義、アスクル、エニーカラー

■ウイン・パートナーズ <3183>  1,023円  +18 円 (+1.8%)  本日終値
 ウイン・パートナーズ<3183>が続伸。前週末1日の取引終了後、子会社テスコが医療機器販売を手掛けるトーセイメディカル(岩手県盛岡市)の全株式を8月1日付で取得し子会社化すると発表しており、これが好材料視された。トーセイメディカルは岩手県を中心に医療機器販売業を展開しており、18年12月の山形県のエムシーアイ買収に続き、東北エリアの更なる顧客基盤強化及び事業規模拡大を図るのが狙い。取得価額は非開示。なお、同件が業績に与える影響は軽微としている。

■塩野義製薬 <4507>  6,837円  +103 円 (+1.5%)  本日終値
 塩野義製薬<4507>は反発。午前11時30分ごろ、新型コロナウイルス感染症治療薬として開発中の経口抗ウイルス薬「S-217622」について、中国国家薬品監督管理局薬品審評中心に対して新薬承認申請に向けた資料の提出を開始したと発表しており、これが好感された。同治療薬は、3CLプロテアーゼを選択的に阻害することで、SARS-CoV-2の増殖を抑制することができる1日1回、5日間投与の経口抗ウイルス薬で、これまでにウイルスを速やかに減少させる効果、忍容性が確認されており、オミクロン株感染に特徴的な呼吸器4症状及び発熱の症状改善効果が示唆されているという。なお、同件が23年3月期の連結業績予想に与える影響は、状況に応じて精査するとしている。

■アスクル <2678>  1,596円  +23 円 (+1.5%)  本日終値
 アスクル<2678>が3日ぶり反発。オフィス用品の通販で最大手に位置する。Zホールディングス<4689>の傘下で個人向けeコマース「ロハコ」で協業体制にある。前週末1日取引終了後、23年5月期の連結最終利益が94億円(前期比2%増)と連続で過去最高を更新する見通しであることを発表、これがポジティブ視された。最高利益更新が続くとはいえ、予想はやや保守的との見方で利益上振れに対する期待もある。株式需給面では信用取組が売り長で直近6月24日申し込み現在の信用倍率が0.73倍であり、目先買い戻しを誘発し上値の軽さにつながっている。

■アルゴグラフィックス <7595>  3,215円  +40 円 (+1.3%)  本日終値
 アルゴグラフィックス<7595>は3日ぶりに反発。前週末1日の取引終了後、25年3月期に売上高530億円(22年3月期461億8800万円)、営業利益72億円(同66億100万円)を目指す中期経営計画を策定したと発表しており、これを評価した買いが入った。自動車業界・半導体業界を中心とした顧客のデジタル化投資需要増を収益成長の源泉として取り込むことなどで利益成長を目指すとしている。

■テレ東HD <9413>  1,960円  +11 円 (+0.6%)  本日終値
 テレビ東京ホールディングス<9413>がしっかり。前週末1日の取引終了後、20万株(発行済み株数の0.72%)の自社株を7月29日付で消却すると発表しており、これが好材料視された。

■ANYCOLOR <5032>  5,620円  -610 円 (-9.8%)  本日終値
 ANYCOLOR<5032>が大幅安で4日続落。運営するVチューバーグループ「にじさんじ」に所属するバーチャルライバー「黛灰」(まゆずみ・かい)氏が2日、7月28日付で同社との契約を解消し活動を終了すると発表。同氏のチャンネル登録者数は4日時点で58万人弱に上る人気Vチューバーであるだけに、業績への影響を警戒した売りが出たようだ。

■KDDI <9433>  4,241円  -72 円 (-1.7%)  本日終値
 KDDI<9433>が安い。2日未明に発生した大規模な通信障害を嫌気した売りが流入した。復旧作業は3日午後に終了したが、きょう4日に入っても音声通話はつながりにくい状況が続くなど、混乱は収まっていない。ただ、配当利回りは高く、売り一巡後は下値を拾う動きで下げ幅を縮小させている。

■東京エレクトロン <8035>  42,410円  -250 円 (-0.6%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置の主力株は売り優勢の展開。前週末の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数がともに上昇したが、半導体関連株はエヌビディア<NVDA>が4%あまりの下げ、アプライド・マテリアルズ<AMAT>は5%超下落と半導体関連株が売り込まれ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は大幅安で5日続落となった。バンカメ<BAC>が29日付で半導体関連銘柄の目標株価を一斉に引き下げたことが嫌気されている。半導体市場は足もとで需給逼迫が伝わるものの、先行きについては急速に需給が緩むとの見方も相次いでいる。これを受け、東京市場でも同関連株に対する警戒感が根強い。

■コーアツ工業 <1743>  10,100円  +4,000 円 (+65.6%) ストップ高   本日終値
 コーアツ工業<1743>は異彩を放つ急騰トレンドを形成。6月27日に、9月末の株主を対象に1株を3株にする株式分割を発表、翌28日から急速人気化し、前日まで4営業日連続のストップ高でそのうち3営業日は1本値となっている。きょうは、値幅制限拡大の措置がとられ、ストップ高は従来比4倍となる4000円幅に広げられた。きょうは、その上限の4000円高まで駆け上がる状況となっている。同社はプレストレストコンクリート技術を活用した橋梁建設会社で、構造物杭打ち工事で実績が高い。台風シーズンを控え防災関連(国土強靱化関連)のテーマに乗るが、市場では「株式分割やテーマ性だけでは、この株価急騰は妥当性に乏しいというよりない。小型の品薄株で値が付きにくいという特性に着目した短期資金の買いが入っているもようで、一般投資家は参戦しにくいのではないか」(中堅証券ストラテジスト)という声が出ていた。

■ニッソウ <1444>  2,040円  +400 円 (+24.4%) ストップ高   本日終値
 ニッソウ<1444>がストップ高。名証ネクスト市場に上場する同社は1日取引終了後、東京証券取引所からグロース市場への上場を承認されたと発表した。東証グロース市場への上場は7月25日で、名証ネクスト市場との重複上場となる。この日は、東証上場に伴う知名度や流動性の向上などを評価する買いが流入した。同時に公募増資も発表した。12万株の公募と15万5000株の売り出し、上限4万1000株のオーバーアロットメントの売り出し・第三者割当増資を行う。調達金額は約2億3300万円で、広告宣伝費や新営業所開設のための費用、人件費などに充てる。発行・売り出し価格決定日は11日から14日のいずれかの日に決定する。

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