レーザーテックは続落、米長期金利の上昇局面では高PERが弱みに
レーザーテック<6920>が売り優勢で始まり続落。前週末を境にショートカバーの動きが活発化し水準を切り上げていたが、前日の朝方で買い戻しが一巡し、目先筋の利益確定売りが顕在化している。前日の米国株市場では米長期金利の上昇を嫌気して半導体セクターに売りがかさむ展開となり、ここ戻り歩調をみせていた半導体製造装置最大手のアプライド・マテリアルズ<AMAT>も2.4%安で陰線を引いた。これを受けて、東京市場でもレーザーテックをはじめ半導体製造装置の主力銘柄に売り圧力が強い。同社株は、半導体マスクブランクス検査装置でシェアを独占するが、PERが80倍前後と割高感があり、米長期金利の上昇局面では逆風が強まる傾向がある。
出所:MINKABU PRESS
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