海運株人気際立つ、株主還元への思惑背景に業種別騰落で群を抜く上昇率
日本郵船<9101>が一時8%高の1万1500円に買われたほか、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>など海運株が軒並み高い。海運は業種別騰落で5%近い上昇で33業種中、断トツとなっている。市場では「郵船は1対3の株式分割を発表したことが材料視されているが、海運株全般は株主還元の高さが注目されている。直近では川崎汽は野村が投資判断を引き上げるともに、目標株価を8800円から1万4000円まで大幅に引き上げたことでマーケットの注目を浴びた。川崎汽も株価は1万円台を超えてきたことで、分割期待も膨らみやすい」(準大手証券ストラテジスト)としている。このほか、明治海運<9115>が急騰で4ケタ大台を回復しマーケットの視線を集めている。明治海運はホテル事業にも展開していることで、インバウンド関連としても存在感を高めている。
出所:MINKABU PRESS
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