明治海が急動意、海運株の出遅れでホテル関連の一角としても見直し余地
明治海運<9115>がマドを開けて買われ、一時5.7%高の799円まで上値を伸ばす場面があった。テクニカル的にも820円近辺を横に走る75日移動平均線に急速にキャッチアップする動きで、5日・25日移動平均線もゴールデンクロスを目前としている。ここバリュー株シフトの流れに乗って大手海運株が再び上値指向にあるが、同社株もこれに追随し出遅れ修正の緒に就いている。一方、岸田政権では6月から外国人の入国規制を緩和する方針にあるが、そうしたなか、徐々にではあるがホテルやレジャー産業にもインバウンド需要の復活が期待される状況となっている。同社は北海道から沖縄までホテルやレストランなどを幅広く展開しており、市場では今後政策メリットを享受する企業として見直し余地が意識されている。
出所:MINKABU PRESS
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