CACHD Research Memo(7):2022年12月期は、前期比6.1%減収、同18.9%営業減益を見込む
■今後の見通し
CAC Holdings<4725>による2022年12月期の連結業績予想は、売上高が前期比6.1%減の45,000百万円、営業利益が同18.9%減の3,000百万円としている。同社が減収減益予想とする主因は、2021年12月期に計上されたCRO事業貢献分(売上高で4,841百万円、営業利益で812百万円)が事業譲渡の影響で剥落するためである。
セグメント別では、国内IT事業の売上高が同1.2%増の34,000百万円、セグメント利益が同7.0%減の2,400百万円、海外IT事業の売上高が同15.7%増の11,000百万円、セグメント利益が同97.8%増の600百万円を見込んでいる。国内IT事業が増収ながら減益計画であるのは、新規事業の立ち上げ費用として450百万円程度を織り込んでいることによる。
また、減益計画ながらも、2022年12月期の配当予想は年60円/株(中間期:30円/株、期末:30円/株)と2021年12月期の水準から据え置かれた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 前田吉弘)
《EY》
提供:フィスコ