オリックスが4日続落、株主優待制度の廃止発表で波紋も
オリックス<8591>が4日続落。11日に発表された22年3月期決算は堅調な内容だったが、株主優待制度の廃止を明らかにしたことが波紋を呼んでいる。前3月期の連結営業利益は前の期比16.7%増の3020億8300万円となり、配当は前の期比7円60銭増の85円60銭とした。また、500億円、4000万株(発行済み株式数の3.3%)を上限とする自社株買いも発表した。23年3月期の業績予想は開示していない。同時に、全国の名産品をカタログから選ぶ「ふるさと優待」と「株主カード」による株主優待制度を24年3月末に廃止することを公表した。同社株は株主優待が充実していることで、個人投資家から高い人気を得てきた。今後は配当などによる利益還元に集約する方針を示しているが、この日は株主優待制度の廃止を嫌気する売りも出ている様子だ。
出所:MINKABU PRESS
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