水産株が堅調、円安一服でディフェンシブセクターへの資金シフト観測

　日本水産<1332>、極洋<1301>、マルハニチロ<1333>など水産株が堅調な値動き。全体相場は日経平均が上昇して始まったものの、方向感の定まりにくい地合いで外国為替市場では円安が一服したこともあり、輸出株への買いも勢いが弱まっている。そうしたなか、ディフェンシブセクターで、株価指標面でも割安な水産株への資金シフトが観測される。日水については、前日取引終了後に中期経営計画を発表、２５年３月期に営業利益３２０億円（前期計画は２７０億円）を掲げており、これも買いの拠りどころとなっている。

出所：MINKABU PRESS