三井松島ホールディングス---日本カタンホールディングスの子会社化
三井松島ホールディングス<1518>は8日、日本カタンホールディングスの発行済株式のうち、50.06%を取得し子会社化することを発表。
なお、同株式取得の前に日本カタンホールディングスは、2022年5月1日付けで同社子会社である日本カタンを吸収合併し、商号を日本カタンに変更する予定。
日本カタンホールディングスの子会社である日本カタンは、鉄塔と送電線を連結する「送電線用架線金具」を扱い、同市場において、国内トップシェアを誇る専門メーカー。日本カタンの強みは、1.架線金具の構成部品全ての国内製造が可能であり、得意先である国内電力会社からのオーダーメイド発注にも柔軟に対応できる高い技術力を持つこと、2.多種多様な試験設備を有しており、徹底的な分析を行うことで製品の高い品質を保っていること、3.送電線挙動に関する観測、解析の経験と豊富なデータベースを有しており、これらを活かした多くの高度な試験、観測、解析受託の実績を有すること、4.長年の経験を活かした提案型営業により、電力会社からの信頼が厚く、強固な顧客基盤を築いていること、などが挙げられる。
今後、老朽化設備の更新等により送電線工事量は安定的に推移するものと考えられ、日本カタンの製品に対しても将来的に底堅い需要が見込まれることから、今回の子会社化に至ったとしている。
《ST》
提供:フィスコ