新興市場銘柄ダイジェスト:ランサーズは年初来高値、ピアズがストップ高
<4262> ニフティライフ 1424 +78
年初来高値。グループ会社のTryell(東京都新宿区)が提供する「オンライン内見情報サイト」で売買物件の取扱いを開始したと発表している。売買物件用管理システムを開発する武蔵(東京都港区)とのデータ連携によるもので、ユーザーは新築一戸建てのオンライン相談/内見/IT重説対応可能物件を一括して検索することができるようになるとしている。
<4416> TrueData 825 -52
大幅に続落。特段の取引材料は出ていないが、売りに押されている。True Dataは3月31日にプラネット<2391>とPOSデータクレンジングサービスを共同開発する業務提携で基本契約を締結したと発表したことなどが好感され、短期間で株価が急騰していた。ただ、5日に1000円の大台手前の水準となる998円で押し返されたことから買い一巡感が台頭し、利益確定売りが広がっているようだ。
<7066> ピアズ 651 +100
ストップ高を付け、年初来高値を更新した。子会社のXERO(東京都港区)が次世代型クラウドサービス「ZEROレジ」の新機能として、デリバリープラットフォーム一元管理システム「ZEROデリバリー」の提供を開始すると発表している。同システムは、フードデリバリーサービスをタブレット1台で一元管理できる。複数の注文受付を一括できるほか、データ分析やメニューの一元管理機能を備えているという。
<4583> カイオム 198 +1
年初来高値。自社開発の抗体作製技術ADLibシステムに関連する特許が日本で査定通知を受領したと発表している。抗体可変領域の多様化を促進する方法に関する特許で、欧州では特許成立済み、米国と中国で審査係属中となっている。ADLibシステムはニワトリDT40細胞の抗体遺伝子の組換え活性化で抗体を作製する技術で、治療薬や診断薬の候補抗体を迅速に作製できるなどの特長がある。
<4592> サンバイオ 1202 -4
朝高後、マイナス転換。慢性期の運動機能障害を有する外傷性脳損傷患者を対象とする偽手術と比較したSB623の有効性と安全性を評価したフェーズ2臨床試験(STEMTRA試験)の1年間の最終解析結果で、主要評価項目を達成したと発表している。運動機能と日常生活動作に改善傾向が認められた。SB623は、骨髄液由来の間葉系幹細胞からなる開発中の製品で、頭蓋内の損傷部位周辺に移植される。
<4484> ランサーズ 438 +60
年初来高値。フリーランスがビジネススキルを商品化できるプラン「パッケージ方式」のサブスクリプション版の提供を開始したと発表している。サブスクリプション版では、従来のスポットでの契約に加え、3カ月契約と6カ月契約を選択することができる。4日に開示したメタバースで学べる最先端デジタル教育サービスの事前面談申し込み受付開始も引き続き買い材料視されているようだ。
《ST》
提供:フィスコ