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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):コスモHD、マニー、イベント関連

コスモHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■コスモHD <5021>  3,140円  +372 円 (+13.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位
 コスモエネルギーホールディングス<5021>が急騰、年初来高値を更新した。5日に提出された大量保有報告書で旧村上ファンド系投資会社のシティインデックスイレブンスが大株主に浮上したことが判明。共同保有者分を含めた保有比率は5.81%となる。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」としている。アクティビスト(物言う株主)として知られる村上ファンド系投資会社の大量買いで、石油元売り会社の業界再編への思惑も浮上している。

■ぴあ <4337>  3,720円  +310 円 (+9.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位
 ぴあ<4337>が急騰。きょう昼ごろ、「政府が、経済とコロナ対策の両立を目指し、ワクチン接種を受けた人にイベントの割引などを適用する『ワクワクイベント』という事業を検討していることがわかった」とFNNプライムオンラインが伝えた。記事によると、4月から始まった地域ブロック単位の旅行割引とともに、接種の促進と経済対策を結びつける狙いがあるという。これを受けて後場に入りイベント関連株の一角に物色の矛先が向かっており、ぴあをはじめ、セレスポ<9625>やKeyHolder<4712>、博展<2173>などが大きく買われている。

■マニー <7730>  1,624円  +111 円 (+7.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位
 マニー<7730>は急伸。5日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(21年9月~22年2月)連結業績について、売上高が89億4400万円から96億5000万円(前年同期比16.2%増)へ、営業利益が26億9200万円から30億7000万円(同15.2%増)へ、純利益が17億7100万円から23億3000万円(同15.7%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。中国やインドを中心としたアジアでの販売拡大に加えて、欧州において需要が回復したことが業績を牽引した。また、為替差益が増加したことも寄与した。

■トーセイ <8923>  1,255円  +79 円 (+6.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位
 トーセイ<8923>が続急伸。5日の取引終了後に発表した22年11月期第1四半期(21年12月~22年2月)の連結決算(国際会計基準)で、最終利益が前年同期比17.7%増の36億2500万円となったことが好感された。不動産再生事業が収益を牽引した。24棟のバリューアップ物件と中古区分マンション41戸を販売したほか、保有する収益不動産の評価を見直したことにより、棚卸資産評価損の戻入を4億5600万円計上したことも利益を押し上げた。

■VTホールディングス <7593>  471円  +19 円 (+4.2%)  本日終値
 VTホールディングス<7593>は3日続伸。5日の取引終了後、集計中の22年3月期の連結業績について、売上高が2320億円から2380億円(前の期比19.3%増)へ、営業利益が86億円から100億円(同29.7%増)へ、純利益が108億円から115億円(同2.4倍)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが入った。同社はホンダ・日産系の自動車ディーラーで中古車も展開するが、2月時点の業績動向に加えて、3月分の一部速報などを踏まえて見直しを行った結果という。

■リソー教育 <4714>  384円  +5 円 (+1.3%)  本日終値
 リソー教育<4714>は反発。5日の取引終了後、ヒューリック<3003>が事業予定者として決定した「都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業」の開発予定建物に「こどもでぱーと」を展開すると発表しており、これを好感した買いが入った。「こどもでぱーと」は、施設内に子育て・教育機能を集約させ、コンシェルジュや送迎機能など保護者にとっての不便・不安を解消する付加価値サービスを提供するとともに、子ども一人ひとりに合った最適な教育サービスを提供するプラットフォーム。同社が20年9月、ヒューリック及びコナミスポーツ(東京都品川区)と締結した業務提携に基づき開発するもので、今後は「こどもでぱーと」において、「伸芽会」や「TOMAS」などの同社ブランドを展開するという。

■ワールド <3612>  1,313円  +15 円 (+1.2%)  本日終値
 ワールド<3612>は小幅続伸。5日の取引終了後に発表した3月度の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比2.0%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。休日数が1日多かったことに加えて、まん延防止等重点措置の終了や気温上昇に伴う春物需要の拡大を背景に、店舗売り上げは回復傾向が一段と加速した。また、セレモニー需要が引き続き根強く、百貨店ブランドのパンツやシャツの売り上げも伸長した。

■くら寿司 <2695>  3,485円  +35 円 (+1.0%)  本日終値
 くら寿司<2695>が反発。岩井コスモ証券は5日、同社株の投資判断「A」と目標株価4300円を継続した。22年10月期の連結営業損益は28億2700万円の黒字(前期は26億7800万円の赤字)が見込まれているが、同証券では40億円の黒字への増額修正を予想している。1月から実施されていたまん延防止等重点措置は3月21日で解除されたことで、来店客数の回復傾向が続く見通しであるほか、今期はグループ全体で50店舗の出店を計画しており業績拡大が見込める。海外事業の更なる拡大を目指していることも評価している。

■三菱UFJ <8306>  754.1円  +1.2 円 (+0.2%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750>など大手生保株が頑強な値動き。日経平均が大幅安となるなか前日終値を上回る水準で売り物をこなしている。以前はハト派の代表とみられていたFRBのブレイナード理事が、5日の講演でインフレ抑制を重視する姿勢を改めて明示し、FRBのバランスシートの縮小を含め金融引き締め策の強化に言及、このタカ派的発言を受けて米10年債利回りが一時2.56%台まで急速に水準を切り上げた。米国事業を手掛ける国内大手金融機関にとっても運用環境の改善が見込まれることで、株価にポジティブに作用している。

■ダイセキ <9793>  4,325円  -465 円 (-9.7%)  本日終値  東証プライム 下落率2位
 ダイセキ<9793>が急反落。5日の取引終了後、23年2月期の業績予想を発表。売上高を前期比7.2%増の610億円、営業利益を同8.1%増の140億円とし、増収増益路線を継続する見通しを示したものの、材料出尽くし感から目先利益確定売りが先行したようだ。環境に対する世界的な関心の高まりを追い風に、引き続き積極的な設備投資や営業活動を行うことで業容拡大を図っていく方針。1ドル=115円、WTI原油1バレル=85ドル、LME鉛1トン=2300ドルを前提条件としている。年間配当予想は60円で前期と同額だが、昨年9月に1対1.2株の株式分割を行っていることから実質増配となる見込みだ。なお、同時に発表した22年2月期決算は、売上高が前の期比10.3%増の568億6700万円、営業利益が同26.3%増の129億4000万円だった。


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