ファイズHDがストップ高、TOB終了後に上値余地見込んだ投資資金流入
ファイズホールディングス<9325>が急騰、100円高はストップ高となる738円まで買われる展開となった。同社は配送や庫内作業代行などEC事業者向け荷物取り扱いを手掛け、米アマゾン<AMZN>を最大顧客としている。コロナ禍での巣ごもり需要も追い風にEC市場の拡大が続いており、同社の収益も急成長している。丸和運輸機関<9090>が実施していた同社株に対するTOBが今週22日に終了、TOB価格670円で約1カ月にわたりもみ合っていたが、買い付け期間が終了したことを受け、きょうは新たな資金が一気に流入してきた。会社側では「22日に丸和運輸の公開買い付けが終わったという事実以外に、こちらからリリースすべきものはない」としているが、市場では「丸和運輸の子会社になっても上場は維持されるわけで、ファイズHDの今後の成長性を考慮した場合670円という価格が実態面から割安という判断が働いている」(中堅証券ストラテジスト)という見方が示されていた。
出所:MINKABU PRESS
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