新日本電工に物色人気集中、21年12月期経常利益倍増で今期も2ケタ成長継続
新日本電工<5563>は物色人気集中となり、急勾配の5日移動平均線を足場に大きく上放れてきた。日本製鉄系の合金鉄大手メーカーで、環境や電力ビジネスにも積極的な展開をみせている。足もとの業績は、粗鋼生産の回復に加え市況上昇メリットも享受し収益面の追い風が強い。また、電子材料や車載用2次電池正極材料なども好調で収益に貢献している。8日取引終了後に発表した21年12月期決算は、売上高が前の期比22%増の659億7800万円、経常利益が同2.2倍の68億7000万円と急拡大した。更に22年12月期も合金鉄や電子材料などの旺盛な需要が続くことが見込まれ、経常利益は前期比16%増の80億円と2ケタ成長を予想している。PERやPBRなど割安さが際立っており、株価300円台という値ごろ感も合わせ、上値を期待した投資資金を呼び込んでいる。
出所:MINKABU PRESS
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